建設工事業情報ラボConstruction Business Information Lab

建設現場での安全衛生水準確保のために重要な標識の種類

2021.05.15
分類:リスク

国内はどの業界でも人手不足が深刻化していますが、その解消方法の1つとして外国人材の受け入れを拡大するために、特定技能という新たな在留資格創設を柱とした出入国管理と難民認定法、法務省設置法の一部を改正する法律が建設分野の運用方針にも示されています。

建設業に従事する外国人労働者が今後増加することを踏まえ、建設現場での安全衛生水準の維持も大きな課題となったといえます。

そこでこのような状況を踏まえた上で、昭和 58 年に制定した建災防統一安全標識も全面改訂されています。

建災防統一安全標識とは?

建設業労働災害防止協会(建災防)では、昭和58年に一般公募された図案をもとにして交通安全・消防・JISなど専門家の意見を取り入れた基本デザイン作成のもと、13種類の建災防統一安全標識を制定しました。

平成16年には8種類の統一安全標識が追加され21種類へ変更されましたが、改訂により1種類廃止、7種類追加の合計27種類となっています。

図記号はJISなどの規定にあるデザインを踏まえて、建設業の特徴を加味させたユニバーサルデザインが採用されています。

色彩もJISに準拠した誰もが認識しやすい色が採用され、標識に用いる書体はユニバーサルデザイン書体です。

標識の縦横などの比率も規定し、自由にサイズを設定できるようになったため必要な場所に掲示しやすくなったといえます。

 

安全標識の種類

安全標識は建災防統一安全標識と称され、主に次のような種類があります。

(1)立入禁止 (2)禁煙 (3)火気厳禁 (4)駐車禁止(5)一般禁止 (6)頭上注意 (7)足もと注意 (8)開口部注意 (9)感電注意 (10)墜落注意 (11)路肩注意 (12)酸欠注意 (13)有機溶剤使用中 (14)一般注意 (15)安全帯使用 (16)保護帽着用 (17)一般指示 (18)整理整頓 (19)最大積載荷重 (20)喫煙所(21)担架 (22)安全通路 (23)昇降階段 (24)休憩所(25)消火器 (26)警報設備 (27)AED設置場所

白地に種類ごとの意味を表す文字、図記号および建災防統一安全標識であることを示す文字構成のものとされ、様式は定められたもののとおりとしています。

ただ、(5)一般禁止・(14)一般注意及び・(17)一般指示については、日本語標示が(1)~(27)にない場合でも各一般標識に目的とした日本語を自由に使うことが可能です。

日本語標示の文字・図記号などの位置・比率や標識全体の縦横比率などにも規定が設けられていますが、標識の大きさは掲示する場所に応じた判読しやすい大きさで設定することが可能です。

19)最大積載荷重の「㎏」の文字を含んだ長方形内には、必要な数値などを記入してもよいとされています。そしてこの場合には、「㎏」の文字を他の単位を標示する文字にすることも可能です。