建設看板とは、工事の概要や期間、目的などを記した工事現場に設置される看板です。
昼夜問わず、現場の作業員が不在でも、周囲に警告を掲示し続けられるため、人件費削減にも役立つといえます。
建築基準法では、基礎工事の着手前に現場の見やすい場所へ設置しなければならないと決められており、怠ると罰則を受ける恐れもあります。
そこで、建設看板について、工事現場に設置される種類や内容を簡単に紹介します。
「建設看板」とは、建築または道路の工事現場などに設置される看板で、工事の概要・期間・目的などを道路利用者や現場作業員などに伝えるためのものです。
新築工事などの現場で設置する表示板であり、建築基準法で確認済の工事であることを表示する「建築工事看板」や「確認済表示板」を設置します。
この確認済であることを示す建設看板は、確認看板とも呼ばれており、法律で設置が義務づけられています。
基礎工事に着手する前に、見やすい場所へ掲示しなければなりません。
確認看板を掲示していなければ違法建築となり、建築主が罰せられる恐れがあるため必ず設置してください。
道路工事現場では、工事開始日から終了日までの期間、工事の目的・期間・時間帯などを示す工事中看板も、道路工事現場における標示施設等の設置基準に基づいて設置しなければなりません。
建設看板と呼ばれる看板には、以下の種類があります。
・建築工事看板
・建設業許可票(金看板)
・お知らせ看板
・法令標示板(H板)
それぞれ説明します。
建築工事看板は、新築工事などの現場に設置する表示板であり、建築基準法で確認済であることを示す看板です。
確認看板や法定事項看板、3点看板と呼ばれることもあり、法律で見やすい場所に掲示することが義務づけられています。
建設業許可票(金看板)は、工事施工を営むときに必要な許可票であり、工事現場や営業所の外へ掲示します。
営業所または現場のわかりやすい場所に設置することが義務づけられています。
お知らせ看板とは、建築概要を示す看板で、施工会社名や連絡先も表示します。
建設業許可表・建築基準法による確認済、労災保険関係成立表の3つを並べることが必要となります。
法令標示板(H板)とは、建設・建築作業所の責務を明確に表示・掲示するための掲示板です。