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福祉事業における事業承継とは?解決するべき問題の種類と内容を紹介

2025.11.25
分類:経営

福祉事業における事業承継とは、たとえば高齢者や障害者向けの福祉施設運営の事業を、現経営者から次に後継者に引き継ぐことです。

 施設で生活する利用者などの暮らしを、安全で快適なもののまま提供するために、スムーズな事業承継やサービスの継続性を保つことが重要といえます。

 そこで、福祉事業における事業承継について、解決するべき問題の種類と内容を紹介します。

福祉事業における事業承継とは

 福祉事業における事業承継とは、現経営者個人がこれまで培った経営ノウハウや、職員や地域との関係やネットワークなどを次世代に引き継ぐことです。

 財務状況や許認可手続、法令遵守や運営基準なども承継の対象となります。

 事業承継は、現経営者の親族だけが対象ではありません。

 後継者候補がいなければ、職員または外部などへ引き継ぐケースもあります。

 子などに引き継ぐ場合には、能力や意欲に応じた支援・教育が必要となるでしょう。

 仮に事業承継に失敗すれば、利用者の生活に支障をきたします。

 スムーズな事業承継を実現するためには、早期からの承継準備を行い、税務・法務・経営などにおいて専門家に相談しましょう。

 福祉事業の事業承継は、経営権を単に移行すればよいわけではなく、事業運営の責任を次世代へ引き継ぐ重要なプロセスといえます。

 

 福祉事業における事業承継の問題

 福祉事業における事業承継の問題として、主に以下の3つが挙げられます。

 ・後継者不足の問題

・財務・法的手続の問題

・人間関係の問題

 

後継者不足の問題

福祉事業の事業承継問題の1つが、後継者不足です。

専門的な知識や経験、利用者との信頼関係が欠かせないものの、経営を引き継ぐ意欲や能力のある人材が不足していれば、承継計画を立てにくくなってしまいます。

 

財務・法的手続の問題

福祉事業における事業承継の問題として、財務や法的手続が複雑であることが挙げられます。

設備投資や人件費が高めの業界であるため、財務状況が複雑であり、事業価値の評価や税負担が承継の障壁となりやすいといえます。

許認可や運営基準の引き継ぎも十分でなければ、行政からの指導や事業継続に悪影響を及ぼします。

 

人間関係の問題

福祉事業における事業承継の問題として、人間関係が難しいことが挙げられます。

経営者が変われば、職員や利用者の不安が生まれ、関係を維持しにくくある場合もあるといえます。