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福祉事業における屋外活動とは?役割や実施における課題を解説

2026.01.21
分類:経営

福祉事業の屋外活動は、利用者の生活の質(QOL)を向上させることや、健康の維持・促進において欠かせません。 

屋内での活動が中心である場合、身体機能や認知機能が知らない間に低下する恐れもあります。 

心身の健康や生活の質向上、社会への参加などの機会を増やす上でも、屋外活動を積極的に取り入れることが求められますが、実施における課題に注意することが必要です。 

そこで、福祉事業における屋外活動について、役割や実施における課題を解説します。

福祉事業と屋外活動の役割 

福祉施設やデイサービスなどでは、主に屋内での活動が中心となります。 

しかし、利用者の生活意欲を維持・向上するためや、社会参加を促進する上では、屋外活動も行うべきです。 

屋外に出て外気を吸うだけでも、気分をリフレッシュできます。 

閉じこもりの防止や、地域社会とのつながりの維持・再構築のきっかけとなるため、積極的に取り入れましょう。 

 

福祉事業の屋外活動の効果 

福祉事業が屋外活動を行うことで、高齢者や障がいを抱える方、子どもなどの様々な利用者層によい効果をもたらすと考えられます 

散歩や屋外レクリエーションを行うことで、体力や筋力を高めることができ、運動機能の維持・向上につなげることもできます。 

外の景色や季節の移り変わりを感じられることで、脳へのよい刺激になれば、認知症・うつ病・ストレスなどの軽減につながります。 

他の利用者や職員とコミュニケーションを取る機会にもなるため、孤独感を和らげることもできます。 

障がいを抱える子どもの放課後等デイサービスなども、外遊びや自然の関わりを通じ、好奇心を育むことで達成感や自己肯定感を高められる活動にもなるでしょう。 

 

福祉事業と野外活動実施における課題 

福祉事業における屋外活動の重要性は認識されているものの、実施する上では課題が存在します。 

まず、屋外活動では利用者の安全を確保する上で、屋内サービスとは別の人員を配置することが必要になります。 

また、機能訓練として屋外活動を行う場合には、通所介護計画などに組み込まなければなりません。 

利用者の体調や、天候に応じて柔軟に対応することも求められるでしょう。 

外出にかかる費用や、適切な外出先の選択なども課題となります。 

たとえば、公園・商店街・イベントなど、多様な社会資源の活用や、地域全体で支えられる体制づくりなどが求められるでしょう。