
福祉事業者と病院が連携することは、日本の医療・介護を支え、発展させる上で重要なことといえます。
両者は密接な連携関係にあり、国の推進する地域包括ケアシステムの構築においても欠かせません。
利用者の生活の場である福祉と、治療を行う医療を繋ぐことで、サービスを途切れさせずに提供できるでしょう。
そこで、福祉事業者と病院の連携の重要性について、内容とメリットを簡単に解説します。
福祉事業者と病院が連携することは、切れ目のないサービス提供において重要です。
治療と急性期ケアが専門である病院と、療養や生活支援が専門の福祉事業者が連携することで、治療を終えた患者が自宅や福祉施設へスムーズに移行しやすくなります。
福祉施設に入所した利用者や在宅生活を送り始めた方の容態が急変した場合は、迅速に病院と連携して医療を受けられる体制を構築することが必要です。
そこで、医師・看護師・ケアマネジャー・リハビリ専門職のそれぞれの専門知識などを共有・連携することで、利用者メインのケアを実現できます。
福祉事業者と病院の連携は、以下の場面で具体化されています。
・ICTツールの利用
・退院前カンファレンスにおける情報共有
・医療機器使用・管理における連携
利用者の状態や行ったケアに関する情報を、パソコンやインターネットを活用したICTツールを活用し、リアルタイムで共有します。
病院の医師や看護師と、福祉事業者のケアマネジャーやヘルパーなどが、利用者の退院前に集まって病状やケアに関する情報を共有します。
血圧計やパルスオキシメーターなどの医療機器の使用・管理において、医師や看護師から正しい使用や管理の方法の指導を受けます。
医療機器販売資格のある職員育成などにより、専門的な連携が可能になります。
福祉事業者と病院が良好な関係を築き、連携することには色々なメリットがあります。
病院から患者を紹介してもらうことは、利用者確保における重要なルートといえます。
そのため、病院の信頼を得れば、安定して利用者を確保できるでしょう。
また、医療依存度の高い利用者の受け入れは、事業所の強みとなるため、他社と差別化しやすくなります。
万一、利用者が急変したときも対応してもらいやすいため、運営上のリスク軽減につながるでしょう。