
福祉業界の中途採用における募集方法には、求人サイトやハローワークへ登録する以外にも、人材紹介やリファラル採用なども活用できます。
人手が足りていない現場では、即戦力となる人材確保が急務といえますが、人の集まりやすい方法での募集方法の選択が求められます。
そこで、福祉事業の中途採用における募集方法について、メリット・デメリットを紹介します。
福祉分野の中途採用における募集方法は、主に以下の4つです。
・求人サイト
・ハローワーク
・人材紹介
・リファラル採用
それぞれ紹介します。
求人サイトとは、仕事情報をインターネット上に公開することで、掲載した条件と就労に関する希望が合致すると感じた求職者を集めるオンラインプラットフォームです。
かかる費用は、基本的に採用人数に関係なく広告費のみであるため、コストを抑えて利用できることや、幅広い求職者にアプローチできることはメリットといえます。
しかし、多くの企業が募集を載せるため、求人が埋もれやすくなることは否めません。
複数人採用してもコストがかさまない分、採用業務負担が増えて費用対効果を分析しにくいことはデメリットといえるでしょう。
ハローワークは、仕事を探している方と、人材を求めている事業主を、無料でつなげる国営のサービス機関です。
公的な機関であるため、求⼈側と求職側のどちらも安心して利用できます。
ただし、専門性の高い人材を見つけにくいことなどはデメリットです。
人材紹介とは、人材紹介会社に求職者との間を仲介してもらい、合意成立の下で直接雇用契約を結ぶ手法です。
手間やコストを削減できるなど、以下のメリットはありますが、早期退職に関して返戻金制度がないことに注意しましょう。
リファラル採用は、既存の社員から、求める人物像に合致する知人などを紹介してもらう手法です。
自社で活躍できそうな人材を紹介してもらうことで採用につなげるため、職場の雰囲気や魅力などを伝えた上でアプローチでき、実際に現場で働いたときのイメージをしてもらいやすくなります。
離職率を下げられることがメリットですが、人柄や能力のある信頼できる選び抜いた人物を紹介してもらうため、大量採用には向きません。
また、入社後にパフォーマンスが好ましくなくても、解雇等しにくくなります。