
福祉事業において、トロイの木馬はリスクでしかありません。
福祉事業では、利用者や職員など数多くの個人情報を扱い管理するため、トロイの木馬への対策は必須といえます。
利用者や職員の安全と信頼を守るためにも、情報セキュリティ対策を徹底して行いましょう。
そこで、福祉事業におけるトロイの木馬の感染リスクや対策について解説します。
トロイの木馬とは、悪意のあるソフトウェアであるマルウェアの一種です。
一見無害な正規のプログラムやファイルに見えるため、ユーザーもつい信用してしまいます。
しかしその実態は、相手を騙すことでシステム内部へ侵入し、悪意ある動作を秘密裏に行う恐ろしいマルウェアです。
自己増殖しないことが、ウイルスと異なる部分といえます。
機密性の高い情報を取り扱う分野だからこそ、サイバー攻撃の標的となりやすいため、しっかりとセキュリティ対策をしておきましょう。
福祉事業がトロイの木馬に感染する経路は複数あります。
たとえば、業務連絡を装ったメールに添付されたファイルの開封で、トロイの木馬に感染してしまうケースも見られます。
また、業務上必要とされる情報を検索してる中、偽装された不正なWebサイトへ誘導されてしまい、マルウェアをダウンロードするケースもあるようです。
無料ソフトウェアやアプリなどにトロイの木馬が含まれていることもあるため、信頼性の低いソフトの安易なダウンロードは控えましょう。
福祉事業がトロイの木馬に感染すると、利用者や職員の個人情報やケアプランなどの機密情報が外部に流出する恐れがあります。
重要なデータが破壊または改ざんされる恐れもあり、事業運営に支障をきたすことも考えられます。
ランサムウェアなどに感染すれば身代金を要求されるため、業務を停止せざるを得なくなります。
バックドア(裏口)を設けられれば、外部から遠隔操作されてしまうでしょう。
福祉事業におけるトロイの木馬の感染対策として、最新のウイルス・マルウェア対策ソフトの導入が挙げられます。
常に最新の状態に保つことで、更新されたマルウェアを遮断しやすくなります。
怪しいメールやファイルは開かないこと、不正サイトなどの恐れがある場合はアクセスしないなどの従業員教育も必要です。
現場のセキュリティ意識の強化・徹底と、パスワード管理とアクセス制御もしっかりと行いましょう。