介護の専門資格取得に向けて、取り組む方法はいろいろあります。
就職や転職などを検討している場合、すでに介護職員として働いているけれどスキルアップを狙いたい場合など、専門資格取得をおすすめします。
そこで、介護の専門資格取得の方法について、必要性や独学や働きながら取得できる資格を紹介します。
介護の専門資格取得は、厚生労働省または都道府県知事の指定した養成校でカリキュラムを修了し、筆記や実技の試験に合格することが必要です。
学歴・年齢・前提資格などの制限はないため、誰でも取得できる可能性はあります。
特におすすめなのは介護職員初任者研修と介護福祉士実務者研修で、知識や経験のない状態から、介護の専門職のキャリアパスを歩めます。
介護職の専門資格取得の必要性として、介護現場で提供される介護サービスの質向上が求められていることが関係します。
特に資格はなくても現場でできる仕事はあり、資格を取得すれば専門知識やスキルが習得できるため、扱える業務が増えます。
高齢社会の到来で、介護職員それぞれが安全で質の高い介護サービスを提供できることが求められるようになりました。
そのため利用者に安心してケアを受けてもらうためにも、専門知識や技術の保有を証明できる専門資格の取得を目指しましょう。
介護の専門資格取得は、独学で可能なケースもめずらしくありません。
たとえば介護業界の代表的な資格として、介護福祉士やケアマネジャーなどが挙げられます。
介護の上位資格といえる専門資格であるため、キャリアアップを目指すなら取得しておきたいといえます。
しかし受験のために、まずは受験資格を取得することが必要です。
たとえば介護福祉士実務者研修の修了と3年以上の実務経験があれば受験資格を得られるものの、介護福祉士実務者研修を独学で修了はできません。
介護福祉士やケアマネジャーを経験や資格のない方が、独学で挑戦することはできないということです。
ただし介護の資格は働きながら取得を目指すことができます。
特に2024年に義務化された認知症介護基礎研修は、1日あれば修了します。
介護職員初任者研修も週1回程度の通学で取得を目指せるため、まずはすぐに取得できる専門資格を目指し、経験を積みながらスキルを高めていくとよいでしょう。