介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

福祉事業における介護ベッドの役割とは?福祉用具貸与事業による提供の仕組み

2026.01.20
分類:その他

福祉事業において、介護ベッド(特殊寝台)は利用者の生活の質(QOL)向上や、介護者の負担軽減に欠かせません。 

介護保険制度の福祉用具貸与(レンタル)を通じて提供されるサービスであり、利用者の自立支援や安全確保においても重要な役割を担います。 

近年では、介護ロボットやAI技術が備わった介護ベッドの開発や普及も進んでおり、多様なニーズに応えられる技術革新が期待されています。 

介護ベッドの利用において事故が起こらないように、安全情報を共有することや、状況に合ったベッドの選択なども必要です。 

そこで、福祉事業における介護ベッドの役割について、福祉用具貸与事業による提供の仕組みを紹介します。

福祉事業における介護ベッドの役割 

介護ベッドは、ただの寝具ではありません。 

主に介護を必要とする利用者の生活を、多方面から支える機能が備わっているため、以下の役割を担います。 

・自立支援と生活の質向上

・快適性・安全性の確保

・身体的な負担軽減 

 

自立支援と生活の質向上 

介護ベッドは、起き上がりや立ち上がりなどの補助も行います。 

電動で背上げ・膝上げ・高さ調節が可能であり、自力で起き上がることや、ベッドからの立ち上がりなどの動作をサポートします。 

ADL(日常生活動作)の維持・向上に繋げられるため、生活の幅も広がるでしょう。 

 

快適性・安全性の確保 

介護ベッドは、読書・食事・会話などが容易にできるように、高さの調節が可能です。 

利用者の精神的な満足度を高めることや、転落リスクなどの回避につながります。 

 

身体的な負担軽減 

介護ベッドは、利用者がベッドから車椅子などへ移乗することや、体位変換などの身体負担を大幅に軽減できます。 

無理ない姿勢で介助が可能となるため、介護者の長期的な健康維持を図ることもできるでしょう。 

 

介護ベッドの福祉用具貸与事業による提供 

介護ベッドは、介護保険制度に基づいて福祉用具貸与事業として提供されるサービスです。 

要介護25の認定を受けた要介護者が、ケアマネジャーの作成するケアプランに基づいて、費用の1割(所得により23割)の自己負担でレンタル利用します。 

また、要支援12や要介護1の認定を受けている方でも、医師の意見書などに基づいて市区町村が必要と認めた場合に限り、保険給付の対象としてレンタルすることもできます。 

なお、福祉用具貸与事業者には福祉用具専門相談員が配置されており、状態や生活環境に合ったベッドや付属品の選定・導入・アフターフォローを行っています。