建設工事の現場で起きてしまう事故を防ぐためには、安全対策をしっかりと講じることが必要です。
工事現場では、高所作業もあれば重い資材の運搬、工事用車両の移動など事故リスクが潜む作業などが多くあります。
少しの不注意が大きな事故につながることもあるため、適切な安全対策を講じ事故が起きないようにすることが必要です。
建設工事現場では事故リスクが至るところに潜んでいます。事故が起きないようにするためには、次のような基本的な安全対策をまずはしっかりと行うことを心掛けてください。
建設現場ではすべての人がヘルメットをかぶり、高所での作業は転落防止のために安全帯を必ず使用することが必要です。
クレーンで重い荷物を持ち上げる際、地下の荷物を地上に引き上げるときは、地上と地下をつなぐ穴の周りにランプを設置しておき、点灯させて作業中であることを周囲に知らせるようにします。
建設中の建物開口部の端や階段付近など、人や物の転落や落下リスクが高い場所には安全ネットを覆い、事故を防ぐことが必要です。
仮設階段やエレベータ、開口部周辺は物の落下や人の転落を防ぐために、フェンスをつくっておくことが必要です。
作業通路とわかるように、黄色いテープを2本平行に貼っておきます。テープの貼られている中には資材や機材を置くことを禁じ、現場内の移動をスムーズにするため通路を確保するようにしましょう。
建設現場の様々な場所にコーンやバリケードを設置し、関係者以外の立ち入りを禁止するようにしましょう。
コンクリートや階段の柱など、ぶつかってしまうと危険な場所に黒と黄色でしま模様を作ったテープを貼っておきます。目立つ色のテープを貼っておくことにより、その周辺を通る人が危険な場所だと気がつきやすいようにすることが可能です。
また、やわらかい防護マットなどを設置しておくと、万一ぶつかってしまったときでもケガを防ぐことができるでしょう。
会社や建設現場で安全の標語を掲げ、いつでも作業員などの目に触れるようにしておきましょう。作業員一人ひとりが、安全意識を高め心掛ける上でも重要です。