戸建てを建設する場合、前もって情報収集と予算決めなどを行うなど、計画を立てることが大切です。
土地探しやハウスメーカーの検討など、数か月を目安とすることが必要ですが、具体的な流れを把握しておくとより計画を立てやすいといえます。
そこで、戸建てを建設する流れについて、かかる費用と期間を簡単に紹介します。
戸建てを建設する手順は以下のとおりです。
①土地探しとハウスメーカーを検討する
②間取り設計に関して打ち合わせを行い見積作成の依頼をする(住宅ローンの仮審査を通す)
③詳細を打ち合わせして工事請負契約を結ぶ(住宅ローンの本審査を通す)
④新築工事に着工する
⑤注文住宅が完成する(竣工)
⑥発注者へ引き渡される
また、戸建ての建設にかかる期間は、平均8~17か月とされています。
これは、上記の手順にある程度の時間がかかることと、家の規模や建築デザイン、依頼する業者などによってかかる期間が変わるからです。
土地探しやプラン設計が難航すれば、2年近くかかるケースもあります。
戸建てを建設する場合、かかる費用は住宅面積や建物の構造などによって異なります。
住宅金融支援機構が公表している「2023年度 フラット35利用者調査」では、注文住宅の住宅面積の全国平均は119.5平米であり、建設費は3,861.1万円という結果だったようです。
注文住宅で土地と同時に購入すれば、建築費用の平均は約5,500万円、土地はすでに取得していて建物を建て替える場合であれば平均約4,500万円かかります。
戸建てを建設するまでにかかる期間は、すでに家を建てる土地を所有している場合と、これから土地を探さなければならないケースでは異なります。
そこで、以下の2つに分けて戸建てを建設するまでの期間を説明します。
・土地を所有しているケース
・土地を所有していないケース
土地を所有している場合、家を建てるまでの期間は8〜14か月です。
対する土地を所有していないケースでは、土地探しから購入まで1~4か月かかり、その後、家に関する計画を立て始めます。
そのため土地なしでは家を建てるまでの15か月ほどかかることもあり、人気の土地などの購入においては競争が激しく、購入まで難航する恐れもあります。
場合によって購入が進まずに、完成まで2年ほどかかることもあるため、引っ越しの予定など余裕を持って計画を立てておくことが必要です。