
建設工事業の電線は、電力供給や工事機械運転、照明などに欠かすことのできない要素です。
取り扱いを間違えれば、火災や感電が発生するリスクが高くなるため、計画段階から細かい管理が求められます。
地中埋設線や周囲の電柱・配線図を含む、現場で敷設されている既存の電線の位置は正確に把握しなければなりません。
建設作業中に電線を切断したり損傷させたりすれば、大事故につながる恐れもあるため、慎重に作業を進めることが必要です。
そこで、建設工事業における電線の取り扱いについて、引く場合の注意点を簡単に紹介します。
建設工事業における電線とは、電気を運ぶ線やケーブルのことです。
地中など目に見えない電線もあるため、電線位置や絶縁カバー、警告表示などの確認が重要といえます。
建設現場での電線は、工事機械・作業用照明・計測機器などへ電気を供給するために使われますが、主に以下の種類に分かれます。
・仮設電線
・本線
仮設電線とは、工事のときだけ使用する臨時の電線です。
足場や作業用の照明・ポンプ・工具などに電気を供給するための電線といえます。
地面に直接置くことも多いですが、保護管に入れて設置すれば安全な配線が可能です。
本線は既設電線とも呼ばれ、建物や道路に敷設されている電線です。
高圧線や低圧線などの電力網に接続されているため、傷つけないように位置の確認や保護措置が必要となります。
建設工事で新しく電線を引くときには、作業用の電線と本線を分けて設置しましょう。
仮設電線には、耐久性のある被覆や保護管を使います。
地中配線の場合、保護管内での配線で、物理的な損傷を防ぐことができるでしょう。
地上や足場の近くを通る電線は、感電しないように、絶縁処理や警告表示を徹底することが必要です。
施工中は、電線の荷重や曲げ半径に注意した配線が求められます。
急な角度で曲げたり引き伸ばしたりすると、絶縁破壊や断線の原因となるため注意が必要です。
工事が終わったら、規定通りに固定されているか、接続部などの緩みや損傷が生じていないか確認してください。
点検記録を残しておくことも管理上必要です。
建設工事での電線は、単なる配線作業ではなく、安全確保と工事の効率化を両立する上で大切なプロセスであると理解しておきましょう。