
運送マーケットとは、荷物の郵送を依頼したい荷主と、実際に運送サービスを提供する運送業者が取引をする輸送サービス市場全体を指します。
インターネット通販拡大や個人間取引増加に伴い、近年拡大傾向にある市場といえます。
国内外の物流網全体など運送サービスに関連する取引や事業活動を含む市場であり、EC需要の拡大による大手から中小までの運送会社の事業展開で、人手不足を背景とするM&Aなども活発化しています。
そこで、運送マーケットについて、現状や構成する事業形態を簡単に紹介します。
物流・輸送業界とは、荷物の輸送・配送・倉庫管理・倉庫貸出などを行う業界であり、人を運ぶ旅客輸送業界も含みます。
ドライバー不足による業績への影響等が課題であるため、2024年4月以降、働き方改革関連法の影響を受けて、労働環境の改善が進んでいます。
また、自動運転技術やデジタル化を進め、業務効率化を図ることで持続可能な輸送体制を構築しているといえます。
他にもCO2排出量削減などの環境負荷軽減に向けて、EVトラックの導入や再生可能エネルギー使用などの輸送が注目されています。
運送会社マーケットを構成する事業要素は、以下の2つです。
・トラック運送会社
・水屋
自社で車両を所有・運営する形態がトラック運送会社や物流会社であるのに対し、自社は車両を持たずに荷主の依頼に応じてトラックを手配する業者などを水屋といいます。
以下、それぞれ説明します。
トラック運送会社とは、貨物自動車などを使って、他社から依頼された荷物を有償で運ぶ事業者です。
荷物の集荷・輸送・配送を業務とする会社であり、ECサイト利用の拡大で個別配送ニーズが高まり、今後はさらにその必要性が増えているといえます。
水屋とは利用運送事業者といい、荷主と荷物を運ぶトラックを繋ぐ運送の仲介業者です。
自社はトラックを持たずに、荷主の依頼に応じて運送会社を探し、手配するのが主な仕事といえます。
そのため、水屋は物流を円滑にする潤滑油のような役割を担い、急いで荷物を運んでほしいと希望する荷主の頼れる存在です。
運送会社にとっても、帰りの荷台が空っぽのとき、仕事を紹介してくれる存在といえます。
荷主と運送会社のどちらの困りごとも解決し、需要と供給をマッチングさせる存在といえるでしょう。