
運送・物流の倉庫やセンターは、どの場所に設置するのか、そのエリアが重要です。
立地により、かかるコストも大きく変わるため、主要道路へのアクセスや高速道路の利用しやすさなども踏まえた上で検討しましょう。
また、物流センターと倉庫の違いも理解しておくことが必要です。
そこで、運送・物流におけるエリアについて、領域や種類、物流センターと倉庫の違いを解説します。
物流の領域は、主に次の5つに分けることができます。
・調達物流
・生産物流
・販売物流
・回収物流
・リサイクル物流
上記のうち、回収物流とリサイクル物流は、消費者から製品を回収する流れまでは共通しています。
回収後に再資源化で材料に再利用できるものがリサイクル物流となります。
物流センターと倉庫は似た機能があるようにみえますが、大きな違いは目的です。
まず、物流センターは商品を入荷した後にオーダーを受け、出荷するまでの作業を一括して行うことが目的といえます。
対する倉庫は、商品を保管することが目的です。
物流センターでは、商品以外にも大型トラックが頻繁に出入りするため、建物規模も大きいといえます。
倉庫の場合は商品に合った保管設備は備わっているものの、物流センターと比べると建物の造りも簡素化されています。
物流センターのエリアには、以下の2つの考え方があります。
・生産立地型倉庫
・消費立地型倉庫
それぞれ説明します。
生産地立地型倉庫とは、モノの生産地や仕入先に比較的近い場所にある物流倉庫や物流センターです。
たとえば、農家から野菜が届けられる農協や、部品などを大量生産する工場など、販売先よりも仕入先が多い農業や製造業の扱う倉庫といえます。
短期間で生産地や仕入先から効率的にモノを集められるため、直接、仕入先に商品を受け取りに行く手間を省けます。
仕入先の数が多いときや、生鮮食品など輸送コストがかさみやすい場合、トータルコストを抑える上で有効です。
消費立地型倉庫は、消費地や販売先に比較的近い場所にある物流倉庫や物流センターです。
生産立地型倉庫とは反対に、たとえば、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど、仕入先よりも販売先が多いときに向いています。
納品先が倉庫から近いため、店が開店する前に合わせて出荷や配送を指定できるなど、効率的な物流が可能となります。
配送先の店舗の増えやすい業種に適しています。