デイサービスを開業するために、利用者獲得に向けた集客は、経営課題ともいえるでしょう。
介護事業の市場は拡大していく一方であるため、競合他社との闘いに勝つためにも、差別化を図った営業活動などが重要になると考えられます。
しかし、デイサービスで利用者を集客するためには、どのような営業方法がもっともよいのか、悩む方も少なくないようです。
そこで、デイサービス開業に向けた利用者集客について、営業活動や方法など紹介していきます。
デイサービスの営業活動は、集客と稼働率を高めるためにも大切なことです。
安定した運営のために欠かせない活動といえますが、デイサービスの強みを可視化した上で、その強みを伝えていくことがポイントとなります。
稼働率の高いデイサービスは、地域に愛され必要とされていることの証明であるということを念頭に入れておきましょう。
デイサービスの利用者集客に向けて大切なことは、事業所の強みを整理し、明確に伝えていくことです。
その上で、営業相手となるは次の5つです。
・ケアマネジャー
・地域包括支援センター
・医療機関(病院)
・介護老人保健施設
・地域住民
誰にアプローチをかけるのか決めて、リストを作成しておきましょう。
営業相手を明確にすることで、効率よく営業活動ができます。
事業所名(営業先)・担当者・営業方法・アプローチ段階などを記載しておくと、よりスムーズに活動できるでしょう。
特にケアマネジャーは、デイサービスによるサービスを必要としている方をすぐに紹介してくれる相手であるため、ケアマネジャーの信頼を得ることは重要といえます。
ケアマネジャーは、ケアプラン作成や利用者宅訪問などの業務を担当しており、他の事業所から営業を受けている可能性もあるため、普段からコミュニケーションをしっかりとる営業活動が重要です。
最近のデイサービスは、次のような様々な特化型のサービスを提供するケースが増えています。
・認知症特化型デイサービス
・リハビリ特化型デイサービス
・入浴特化型デイサービス
・アクティビティ特化型デイサービス(娯楽など)
特化したサービスはなくても、施設定員や規模などもアピールポイントです。
地域密着型など小規模のデイサービスであれば、アットホームさや職員との距離が近いことなどもアピールできます。
家庭的な雰囲気を好む利用者にはおススメのデイサービスであると、ケアマネジャーに認識してもらうことで紹介してもらいやすくなるでしょう。