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経営者思考とは?福祉事業者の事業所経営で身につけたい考え方を紹介

2025.03.22
分類:経営

経営者思考とは、会社や組織を俯瞰的に捉え、長期的な視点で物事を逆算的に判断する思考です。

 利益を上げるための自らの行動や考え、市場の状況の理解や戦略を立てることなどが挙げられます。

 そこで、福祉事業者に求められる経営者思考について、福祉事業者の事業所経営で身につけたい考え方を紹介します。

経営者思考とは

 「経営者思考」とは、会社組織をさらに俯瞰的に見て、ものごとを判断する考え方です。

 特にベンチャー企業などで求められる考え方といえるものの、その他の場所でも活用できる思考といえます。

 現在の立場よりも上の視点でものごとを考えることにより、今やらなければならない内容を自覚できます。

 福祉や介護の現場でも、チームや部署を管理する上での大きな力になる考え方です。

  

経営者としての考え方で求められること

 経営者思考では、問題発生後に他人のせいにするのではなく、自己責任の原則を重視します。

 問題解決に向けて建設的な環境を促進するため、組織全体の責任を高められます。

 また、経営者が自己責任を取る姿勢を示せば、従業員も行動や成果に対する責任を持った行動ができ、チーム全体の生産性やモラルの向上につながるでしょう。

 経営者思考は、設定した大きな目標を達成するために、それぞれの段階を実行する大切さを理解することです。

 大きな目標を設定することは、将来的な視野や組織の方向性に沿った内容となるものの、小さなステップでコツコツと進むことが大切といえます。

 福祉や介護の現場でも、利用者のニーズを満たすサービスを提供すれば、顧客満足度を上げることができ、定着率やリピート率を引き上げることができます。

 そのためにも利用者の直面している問題は何か洗い出し、解決により生活をよりよいものへつなげる工夫を行うことが必要です。

  

 経営者思考を身につけるメリット

 経営者思考を身につけるメリットは以下のとおりです。

 ・ものごとを逆算して考えることができる

・ゴールを見据えた考えができる

・先見性や柔軟性を保てる

・倫理観が上がる

・利用者目線で物事を考えることができる

・ポジティブなマインドを保てる

 また、経営者思考を実践することにより、次のメリットが期待できます。

 ・市場動向を理解することで戦略を立てやすくなる

・従業員や取引先から共感を得ることができる

・目指す目標に向かって進む組織づくりが可能となる

・経営計画書を作成する上で役立つ