介護現場では、主婦層が主に活躍していることが多いといわれています。
介護人材不足は深刻化しており、今後も介護サービス利用者が増えることが見込まれる中、人手不足問題をどのように解決するべきか検討が必要です。
2025年度には介護人材数は約245万人必要とされていますが、手段としては外国人人材の受け入れなども注目を集めています。
ただ、現在の介護現場で活躍しているのは主婦層が多くを占めているといわれています。
介護現場で働く介護士は、特に年齢制限が設けられているわけではなく、健康で高齢者のケアができる体力があれば誰でもできます。
介護業界では人材不足とスタッフの高齢化が進んでおり、現場を支えている介護職員も若手といわれる人材は多くありません。
そのため定年制を設けている介護事業所や介護施設などでも、再雇用制や嘱託などの雇用延長制度を設けており、長く働くことができる体制を構築しています。
他にも派遣スタッフとして働く場合や、パート・アルバイトについてはそもそも定年がないため、何歳になっても身体が動き介護を必要とする方のサポートができる状態であれば働き続けることができる職種といえます。
実際、介護事業所や介護施設の多くが年齢不問で人材募集していますが、なかなか人が集まらず人材不足は解消されていません。
他業種の場合、30代や40代などの主婦層が仕事を探したくても、書類選考や面接で落とされてしまうことが少なくありませんが、介護業界は主婦でも年齢が高めでも採用されやすい業界です。
介護現場で働く介護職員の多くを30代や40代の主婦層が占めている理由として、現場で行うケアが日常生活の家事などの経験を活かすことができるからです。
比較的平均年齢高めの職場になりがちであるものの、実際、20代など若い世代は介護職として働くことを希望しない傾向が見られます。
介護現場での仕事はほとんどが肉体労働というイメージが強く、体力と忍耐力がなければ務まらないと考えられるため、若い世代に好まれにくいといえるでしょう。
しかし負担は主婦として家事や育児をしている方であれば、その経験を介護現場で活かすことができ、高齢利用者とのコミュニケーションもとりやすく信頼を得られやすいといえます。
そのため介護現場では30代や40代、50代の主婦層が活躍していることが多く、他にも定年退職した方がセカンドステージとして選ぶケースも増えています。