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大型商業施設の大規模修繕工事はどのように行われることになる?

2020.07.01
分類:リスク

マンションや一戸建て住宅の大規模な修繕工事は、1012年をサイクルとして実施することが一般的です。

しかし同じ建物で大型商業施設など面積が広く、多くの顧客が利用する建物の場合には、どのように大規模な修繕工事を行うことが必要なのでしょう。

全国に存在する大型商業施設

全国にはたくさんの大型商業施設が存在していますが、主に駅周辺に建設されていたり、駅に直結していたりといったことが多いといえます。

商業を目的とした店舗が複数入っていることとなりますが、中でも知名度の高い大型商業施設として挙げられるのは、

・東京スカイツリータウン

・ららぽーと

・六本気ヒルズ

・阿倍野ハルカス

・グランフロント大阪

などです。

 

大型商業施設の大規模修繕は大掛かりになりやすい

大型商業施設の中には様々な業種の店舗が入ることとなりますが、カフェや飲食店、アパレルショップ、アクセサリーショップ、雑貨店、家具店、書店、スーパー、クリニックなど、挙げていけばきりがないといえるでしょう。

ひとつの建物にいろいろな種類の店舗が混在することとなるため、買い物やサービスを利用する方にとっては利便性が高く、なくてはならない施設として利用されています。

その大型商業施設の修繕工事ですが、マンションや住宅と同様に大規模修繕工事は必要です。そして工事が行われている間も営業を可能とするように、一度に行わず部分的に工事を行い少しずつ完了させることが多いといえるでしょう。

施設の規模によってはマンションより体積や表面積が大きいこともあるので、大規模修繕工事も大掛かりなものとなりやすいです。

 

大型商業施設の大規模修繕工事の内容

大型商業施設で行う大規模修繕工事の内容は、

・外壁工事(タイル・吹付け・塗装など)

・塗装工事(鉄部・建具など)

・防水工事(屋根・屋上・ルーフバルコニーなど)

・外壁シーリング工事

・建具工事・金物工事(金物・手摺・建具等)

・内部工事(エントランス・廊下等共用部など)

などです。

それぞれの作業の規模大きい場合や、実施する作業の数が多ければその分工期も長くなってしまうでしょう。

施設のフローリング、壁、電気系統、水道、エアコンといった室内機器などもメンテナンスしなければなりませんが、資産の価値を保つためにも欠かすことはできないでしょう。

商業施設を維持するだけでも高額な費用がかかることとなりますが、大規模修繕工事中も施設を訪れるたくさんの利用客が安全に施設を利用できるように、適切な計画を立てて実行することが求められます。