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お中元とは?運送会社のシーズンや適した品物・注意点をわかりやすく紹介

2025.06.05
分類:経営

お中元とは、お世話になっている方へ感謝の気持ちを込めて、暑い夏を乗り越える心遣いとして贈り物を贈る風習です。

 7月初旬から715日頃までに贈ることが多いものの、815日までを目安とする地域もあります。

夏に適した涼やかなものや、腐らないもの、日持ちする商品が選ばれやすいといえます。

お歳暮を贈る年末同様に、お中元のシーズンも運送会社が忙しくなる時期です。

そこで、お中元について、運送会社が忙しくなる時期や注意点をわかりやすく紹介します。

お中元とは

 「お中元」とは、中国由来の文化であり、旧暦である715日の中元節に由来します。

 もともと中元節は、死者の日を意味しており、日本に伝わる際に盂蘭盆会と重なったことで、2つの行事が混ざりました。

 その後、内容が少しずつ変化し、現在の夏に贈り物する行事になったと考えられます。

  

運送会社が忙しいお中元シーズンとは

 運送会社が忙しいお中元シーズンは、エリアによって異なります。

 まず、東日本は7月上旬~15日であり、西日本は7月中旬~815日です。

 贈り先が遠方の場合、届け先のシーズンに合わせることを意識しましょう。

 

お中元に適した品物

 お中元とお歳暮は、贈る品物が異なります。

 まず、夏に贈るお中元は、涼しさを感じる商品がよいでしょう。

 ビールやジュースなどのドリンク類や、ゼリーやフルーツなどのスイーツ、そうめんなどの夏の風物詩がおすすめです。

 の涼しげな食品、すいかなどの旬のフルーツも定番です。

 お歳暮は年末の時期に贈りますが、年末年始に親戚が集まることに合わせると、大勢で楽しめる品物が人気といえます。

  

お中元の注意点

 喪中や忌中は、祝いごとを避ける期間です。

 お中元を贈るべきか悩む方もすくなくありませんが、喪中でも問題はないといえます。

 ただし、四十九日を過ぎた忌明けの時期に贈りましょう。

 熨斗は水引がないもの、または熨斗のない白い無地の紙を利用する配慮も必要です。

 お中元を贈る時期が忌明け前なら、時期を遅らせて「暑中御見舞」や「残暑御見舞」を贈りましょう。

 毎年、お中元を贈っていた方が突然取りやめてしまうと、反対に相手を不安にさせる恐れもあるため、品物を送らない場合でも挨拶のハガキは届けるなどの方法を活用してください。

 年のはじめから中元(715日)までお世話になった感謝の気持ちや、暑い夏を乗り越えて体調を崩されないでほしいなどの気遣いの意味を伝えられれば、商品を送らなくても問題ないといえます。