
テリトリーとは、フランチャイズ本部による加盟店の営業エリアを限定する制度です。
運送業においても、特定のエリアへ配送するテリトリーを決めている場合があります。
フランチャイズによる開業では、競合店や同業店舗など周辺に多いと、売上が左右されます。
そのため、出店においては本店様々な決まりやルールを決めており、その上で事業活動を行わなければなりません。
その決まりの1つがテリトリー制といえます。
そこで、運送会社のテリトリーについて、フランチャイズ契約における制度と種類を解説します。
テリトリー制とは、フランチャイズ本部が加盟店に営業等の特定の事業を行うことを認めた場合、担当できるエリアを指定する制度する制度です。
同じエリアで同業の店舗があると、顧客の奪い合いになってしまいます。
しかし、テリトリー制では、特定店舗の販売・営業地域を限定するため、他店舗と顧客の重複を防げます。
テリトリー制の種類は、主に以下の3つです。
・ロケーション制
・クローズド制
・オープン制(複数制)
ロケーション制は、本部が加盟店に地域を限定せずに、店舗所在地をテリトリーとする形態です。
明確なテリトリーの範囲がないことはメリットではあるものの、近隣に多店舗が出店しても異議申立てはできません。
クローズド制は、割り当てられたテリトリー内で加盟店を1つの身に限定する排他的なテリトリー制です。
特定の領域での販売権のみ保証されます。
加盟店は、担当する商圏内では、他のブランドの競合や同ブランドの多店舗との競争に巻き込まれないため、安心です。
しかし、テリトリー内の成長が頭打ちになる恐れがあるため、積極的に営業活動を行わなければ潜在需要を獲得できません。
オープン制は、一定の地域内に、複数の店舗が出店することを認める制度であり、複数制ともいいます。
クローズド制の反対の制度といえるため、どの市場でも自由な競争ができます。
自由度の高さがメリットであるものの、常に多店舗を意識しつつ、顧客の獲得における競争に勝たなければなりません。
オープン制は、指定した販売地域内に複数の加盟店の設置を認める制度であるため、特定地域での加盟店間の競合が生じる恐れは避けられないでしょう。
しかしその一方で、地域内の顧客ニーズに幅広く対応できることはメリットといえます。
顧客を多く抱えている企業や、取引先が複数の事業所所有の会社が選ぶとよいでしょう。