アマゾンは、物流拠点のフルフィルメントセンター(FC)と、デリバリーステーション(DS)、さらに提携先の運送事業者などで配送業務が行われています。
この中でたとえフルフィルメントセンター(FC)では、多種多様な商品を大量に在庫し、需要予測の上で先回りして在庫を確保し、迅速な配送を実現しているようです。
アマゾンロボティクスというロボットも導入され、商品の棚入れや棚出しなどのサポートも行われているため、現場の業務効率化に繋がっているとされています。
フルフィルメントセンター(FC)から集約された商品の仕分けや、配達車両への積み込み準備を行うのがデリバリーステーション(DS)です。
そこで、アマゾンについて、運送の特徴や運送業務の種類を簡単に紹介します。
アマゾンとは、平成7年に書籍販売サイトとして始まり、書籍・家電・玩具・衣料品・食料品などの幅広いジャンルの商品を販売している世界的なリーディングカンパニーです。
世界12か国でECサイトを展開し、50を超える物流センターを擁しています。
アマゾンの運送は、アマゾンスタッフ・技術・オペレーションが連携し、顧客のもとへ商品を届けています。
特徴として、以下が挙げられます。
・商品はフルフィルメントセンターで梱包されてデリバリーステーション(DS)に送られる
・デリバリーステーション(DS)で商品を仕分けして配達車両に積み込む準備を行う
・ヤマト運輸・日本郵便・佐川急便など信頼関係が構築されているパートナー配送業者に配送の一部が委託されている
・出品者がアマゾンのFBAを利用した場合、アマゾンが注文の受注・梱包・発送・カスタマーサービス・返品対応を一括で代行する
・海外配送を利用するとAmazonGlobalが通関手続を代行する
・大型家具や家電の配送設置はヤマトホームコンビニエンスが請け負う
・通常配送は条件を満たせば日本国内は無料になる
・プライム会員は配送オプションにかかわらずAmazon.co.jpの発送する商品の配送料が無料になる
アマゾンの運送業務の種類は、以下のとおりです。
・Amazon Relay Program(アマゾンの運送会社向けのスポット便運行の落札サービス)
・Amazon Flex(個人事業主がアマゾンの荷物の配達業務を請け負うプログラム)
・Amazonの配送業者の委託(ヤマト運輸・日本郵便・佐川急便など信頼関係を構築したパートナー配送業者に配送の一部を委託)
・FBA(出品者がアマゾンの倉庫に商品を納品後、アマゾンが注文の受注・梱包・発送・カスタマーサービス・返品対応を一括代行するサービス)
・AmazonGlobal海外配送(アマゾンが通関手続を代行するサービス)