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トラックの運転手を雇う場合に手厚くしておくべき保障とは?

2016.06.06
分類:その他

リスクの高い仕事への安心の備えとして

大きなトラックを運転する仕事は、他の業種よりも事故などのリスクが高いです。従業員を雇う企業側は、万が一の時のために従業員への死亡退職金や弔慰金の準備をしておく必要があります。


法人向けの定期保険で福利厚生制度の充実を

従業員にとって働きやすい職場とは福利厚生が充実している企業です。近年では終身雇用制度の廃止や退職金制度を設けない職場も増えていますので、税法上の特典を活かして福利厚生制度をより厚くすることで従業員の方たちが安心して毎日の仕事に励むことができます。


定期保険の活用方法

例えば契約者を法人、被保険者を役員・従業員、保険金受取人を法人で契約します。

従業員にとっては、死亡した場合や高度障害になった場合に勤務している企業から万が一の際の保障が受けられるというメリットがあります。

そしてこの場合毎月の保険料を支払うのは法人ですが、法人にもメリットがあり、保険料と特約保険料を全額福利厚生費として損金算入処理を行うことができます。

そして保険期間中は保険料が一定額で変わらないという点は法人にとってメリットであり、業務中以外にも24時間保障が受けられるという点は被保険者となる従業員にとって大きなメリットです。

また、定期保険の場合は一定期間のみの保障のため、企業の方針によって保険期間を選ぶことができます。


トラック運転手の場合災害割増特約を付帯してさらに保障を手厚く

災害割増特約とは災害で死亡した場合に増額した保険金を受け取ることができる特約です。災害のイメージは地震や台風、津波などでしょう。しかし日常起こりうる不慮の事故も災害です。

定期保険の死亡保障は、例えばその原因が病気でもケガでも同じ金額です。トラック運転手など事故災害のリスクが高い職種の場合は災害割増特約を付帯することでより手厚くなります。

一般にトラック事故が起きた際には、大災害に繋がりやすく物損や人身事故にも繋がりやすいです。そのため災害割増特約を付帯することで保障を多く得ることが可能です。


まとめ

トラックの運転手には様々なリスクがつきものです。運転するトラックの大きさ、運転距離、時間など事故のリスクは他の業種よりも高いため企業側が安心して勤務できる体制をとってあげると良いでしょう。そしてそれは税務上の処理で企業側のメリットにも繋がります。

また、従業員自身も対人・対物補償の充実した自動車保険へ加入したり、時間が不規則になりがちな生活への備えとして収入の備えになる保険や医療部分の備えになる保険に加入しておくとさらに手厚く安心です。