介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護事業者の人材育成や新規雇用を支援するため制度

2021.04.14
分類:経営
厚生労働省では介護事業者や介護労働者を支援する制度や取り組みなどを複数準備していますが、その中でも人材育成や新規雇用につながる制度をご紹介します。

介護労働講習(実務者研修含む)

介護労働講習は介護労働安定センターが実施しており、離職者を対象としおり、きめ細やかな就職支援を行っています。

職業講習を行い、質の高い介護人材を育成することが目的です。

講師陣も経験豊富な方が多く、事例を交えた講義をなどでわかりやすいことが特徴といえます。

応募方法

管轄のハローワーク窓口に相談し申込みをします。なお、募集期間は支部ごとに異なるため、都道府県の介護労働安定センター支部・支所に確認しておきましょう。

講義内容

実務者研修450時間、現場実習・実践講習・就職支援などを通学105日間の講習を受講します。

一部の科目は自宅でオンライン受講が必要ですが、自宅で受講できない場合にも講習会場で受講できます。105日間すべて受講することが必要です。

受講対象者と受講料

介護分野への就職希望者のうち、雇用保険受給資格者ですべての日程を欠席せず受講できる方が対象です。

受講料は無料ですが、テキスト代が12,650円、講習保険料3,150円の他、実習に係る健康診断料などが必要になります。

講習期間

全国47都道府県で実施される講習ですが、その期間は令和3年6月1日から令和3年11月9日までです。ただし令和3年8月12日から令和3年8月19日までは夏季休校日になっています。

募集期間や募集定員についても、都道府県ごとの介護労働安定センター支部に確認するようにしてください。

 

新たに雇用を検討している介護事業者向けの支援

従来までのジョブカードセンターは、令和2年4月1日からキャリア形成サポートセンターに移行しています。

キャリア形成サポートセンターでは、企業や労働者に対しジョブカードを活用したキャリア形成支援を行っており、従業員のキャリア形成支援や企業の組織活性化や生産性向上に向けた支援を受けることにつながります。

全国37か所を拠点として設置されており、次のような取り組みが実施されています。

・ジョブカードを活用する採用活動や従業員育成などを実施する企業に対する支援

・ジョブカードを活用する雇用型訓練の実施企業に対する支援

・セルフキャリアドック導入支援(相談・技術の他、セミナー、研修など)

・労働者に対する専門的キャリアコンサルティングの機会を提供