これまでの半生の営みに区切りをつけて、環境や心持ちを新しくスタートさせる人生を 「第二の人生」といいます。
たとえば定年退職した後の生活などを指す言葉として使われることがありますが、リタイア後に充実した第二の人生を送りたいと考える方は少なくないことでしょう。
これまで時間などに追われ日々必死に働いてきた人生に一旦区切りをつけて、悠々自適の生活をスタートさせたいと思うことは、寿命は延びている日本でもある意味テーマといえます。
そこで、豊かな第二の人生に向けた考え方と備えについて簡単に解説していきます。
豊かな第二の人生を送るために、老後の生活資金に必要な額は把握しておきましょう。
夫婦2人暮らしで必要と考えられている老後の生活費は最低月額の平均約22万円です。
ゆとりのある老後生活を送りたいなら、さらに14万円を追加することが必要と考えられていますが、近年では物価など上昇していることや年金なども期待できないため、さらに別途準備が必要になると考えられます。
豊かな第二の人生を送るためにも、健康を維持しましょう。
病気をせずに健康な状態を保つことは、老後生活において大切なポイントです。
医療費や介護費を削減するだけでなく、寝たきりなどになれば自由に体を動かすこともできず、ストレスなどが溜まる可能性があります。
体力が衰えてくれば運動することも苦痛になりがちですが、毎日10分程度ウォーキングする程度でも、有酸素運動としては有効です。
外出できないときには、簡単なストレッチなど取り入れて、日ごろ使うことが少ない筋肉や腱を伸ばせば血流もよくなります。
豊かな第二の人生を送るためにも、趣味など生きがいを持ちましょう。
リタイア後は、毎日会社に出勤していた日々から一変し、自由な時間が増えます。
人との交流も少なくなり、家で過ごすことが中心の生活となるため、活動範囲が狭まくなりがちです。
社会とのつながりが薄くなったと感じることや、孤独や寂しさなど感じるなど、精神的な負担も大きくなる可能性があります。
そこで、働いているときには専念できなかった趣味などをスタートさせることや、資格取得を目標とした勉強など通信講座などを取り入れて行うことも方法としてあげられます。
資格取得に成功すれば達成感を得ることができ、リタイア後の再雇用や再就職にもつながる可能性が広がります。