介護用品とは、足腰の機能が弱くなった方や、認知機能の衰えた方が生活を送ることができるようにサポートする用品です。
たとえば簡単に着脱でき滑りにくさを強化した高齢者用シューズや、足の不自由な方が移動できるようにサポートする杖や歩行器などが例として挙げられます。
他にも様々な介護用品がありますが、日常生活や機能訓練をサポートするこれらの用具について、簡単に紹介していきます。
介護用品とは、介護を必要とする方の日常生活や機能訓練を支援する上で役立つ用具や機器のことです。
介護保険制度で福祉用具は、介護の必要な方が自立促進または介護者負担軽減を図るものと定義されています。
これに対し介護用品は、車椅子から介護用歯ブラシなどケアにおいて使用する広範囲の用具であり、介護用品の中に福祉用具も含まれていると考えられます。
介護現場で使用されている介護用品にはいろいろな種類があります。
たとえば例として次の5つが挙げられます。
・車椅子
・歩行器
・介護ベッド
・腰掛便座
・入浴補助用具
それぞれの介護用品について説明していきます。
車椅子は、自力歩行が困難になった方が移動する手段として用いられる介護用品であり、自走式と介助式があります。
歩行器は、足腰の筋力が低下している方が安全に移動するための介護用品で、歩くことのできる距離や身体状態によって選ぶ種類は異なります。
使用されることが多い歩行器の種類は以下のとおりです。
・固定型歩行器
・交差型歩行器
・車輪付き歩行器(歩行車)
介護ベッドは特殊寝台と呼ばれることもあり、搭載されているモーター数によって次の5つの種類に分かれます。
・1モーターベッド
・2モーターベッド
・3モーターベッド
・4モーターベッド
・1+1モーターベッド
腰掛便座は、容易に排泄するための環境整備に活用する介護用品で、生活環境や身体状況で次の4つから選ぶことができます。
・ポータブルトイレ
・据置式便座
・補高便座
・立ち上がり補助便座
入浴補助用具は、身体機能が低下した方の入浴を安全に行うための介護用品で、転倒することなく動きやすくするためにサポートすることを目的とします。
利用されることが多い入浴補助用具として、次の6つが挙げられます。
・入浴用椅子
・浴槽用手すり
・浴槽内椅子
・入浴台
・浴槽内すのこ
・入浴用介助ベルト