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通所介護の開設で必要なことは?開設場所や物件など確認しなければならない内容

2024.04.15
分類:その他

通所介護は、在宅で介護を受けている高齢者の通う施設で、デイサービスともいいます。

 もしも通所介護の事業所を開設する場合、場所や物件などにおいて確認しなければならない点がいくつかあります。

 手続などにミスがあり、いざ開業というタイミングで開設できなくなることを防ぐためにも、通所介護の開設で必要なことや、場所や物件など確認しなければならない内容について紹介していきます。

通所介護の開設で必要なこと

 通所介護の介護事業所を開設する場合、比較的狭スペースで運営できるものの、あまりにも狭すぎると利用者を受け入れるスペースが確保できません。

 利用者が自宅から通うことを想定し、一定の広さが必要であることや、細かな設備基準を満たすことが求められることは留意しておきましょう。

 通所介護を開設する際、次の3つが必要です。

 最適な開設場所か調査

条件に合致する物件か確認

設備購入などの準備

 

それぞれ説明します。

最適な開設場所か調査

通所介護を開設するのなら、最適な開設場所か調査しましょう。

地域に住む高齢者の人数や、既存の介護事業所数など、しっかりと確認した上でその場所を選ぶべきか検討が必要です。

 

条件に合致する物件か確認

通所介護を開設する場合、デイサービスとして利用したい物件が、条件に合致するか確認しましょう。

市区町村で取り決められた用途・平面図・面積・室数・備品の配置など、それぞれの項目を確認し、条件に合う物件を選ぶことが必要です。

 

設備購入などの準備

通所介護を開設する場合、場所と物件を決めた後は、設備や備品などの準備も必要です。

電話・インターネット回線を通すことや、デスク・椅子・パソコンなどオフィス機器を備えること、家具やサービス形態ごとの基準による設備を準備しておく必要があります。

 

その他通所介護開設で必要な手続

 通所介護を開設する際には、法人を設立することや、申請手続などが必要です。

 その上で、事業所を契約し、備品購入や職員採用といった対応も必要となるでしょう。

 実際に事業所を開設した後に、介護報酬や予防給付を受け、介護サービスを提供します。

 ただし、都道府県や市町村から事業者指定の許可を受け、指定介護事業者になっていなければ事業を営むことはできないため注意してください。

 事業所指定の許可は、介護サービスの種類・事業所ごとに指定を受けることが必要です。