介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

福祉事業者の基礎知識|居宅介護事業とは?種類と内容について簡単に紹介

2024.03.27
分類:その他

居宅介護事業所とは、介護保険サービスを利用する要介護者の在宅ケアについて、相談・計画・連絡・調整を総合的に引き受ける事業所です。

 利用者の身体的・精神的な状況に合った適切な支援を行うことができるように、そして自立した生活を送ることができる支援を目的としています。

 そこで、居宅介護事業とは具体的にどのようなサービスを提供するのか、その種類や内容について簡単に紹介していきます。

居宅介護事業とは

 「居宅介護支援事業」とは、利用者が施設などへ入所せず、自宅で生活を続けながら介護サービスを利用するための介護サービス紹介・調整・費用請求などを代行する事業です。

 名称どおり、居宅介護支援をメインとする事業ですが、提供される介護サービスは以下のとおりとなっています。

 種類が多いため、それぞれ簡単に説明するため参考にしてください。

 ・訪問介護(利用者自宅をホームヘルパーが訪問し、食事・入浴・排せつなどの介護サービスを提供する)

・訪問入浴介護(浴槽が備わる入浴車で利用者宅を訪問し、自宅での入浴介護サービスを提供する)

・訪問看護(利用者宅を看護師や保健師などが訪問し、診療・状況確認・指導などを行う)

・訪問リハビリテーション(理学療法士・作業療法士などのリハビリ専門家が利用者宅を訪問し、心身回復や維持に向けた機能訓練を実施する)

・居宅療養管理指導(医師・歯科医師・薬剤師などの医療従事者が利用者宅を訪問し、療養上の管理・指導を行う)

・通所介護(通常デイサービスと呼ばれており、利用者にデイサービスセンターに通ってもらい、食事・入浴などの介護サービスや機能訓練などのサービスを提供する)

・通所リハビリテーション(通常デイケアと呼ばれており、利用者に介護老人保健施設や指定事業所に通ってもらい、リハビリを行う)

・短期入所生活介護(通称ショートステイと呼ばれており、利用者が介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)などに短期間入所し、食事・入浴・排泄などの介護サービスやリハビリなどを行う)

・短期入所療養介護(利用者が介護老人保健施設などに短期間入所し、医学的な管理のもとで医療・介護・リハビリなどを行う)

・特定施設入所生活(有料老人ホームなどへ入所している利用者に対し、介護や機能訓練などを行う)

・介護福祉用具貸与(日常生活上の便宜を図る用具の他、機能訓練の用具を利用者に貸し出すサービス)

・特定福祉用具販売(日常生活上の便宜を図る用具の他、機能訓練の用具を利用者に販売するサービス)

・住宅改修(手すり設置や段差解消等のバリアフリー化など、自宅の小規模な改修工事を行う)