デイケアとは、通所リハビリテーションのことです。
介護老人保健施設や診療所などに通って、専門的なリハビリを受けつつ、身体機能の維持や回復を目指す施設であり、リハビリに特化していることが特徴といえます。
そこで、デイケアについて、提供するサービスや内容、利用対象者を簡単に解説していきます。
デイケアとは、介護老人保健施設・病院・診療所・その他厚生労働省令の定めている施設で実施する居宅要介護者に対する心身機能の維持・回復を図るための理学療法・作業療法・その他リハビリテーションです。
通所リハビリテーションと呼ばれている介護サービスであり、リハビリを専門とするスタッフから機能訓練を受けることができる施設であり、デイケアを提供できるのは以下の4つとされています。
・介護老人保健施設
・病院
・診療所
・介護医療院
また、デイケアではリハビリだけでなく、食事・入浴・排泄などの介助や、日常生活上の支援を受けることができます。
デイケアの対象となるのは、要支援・要介護の認定を受けている方です。
利用時間はおおよそ6~8時間程度とされているものの、事業所によって1~2時間の場合もあります。
医療やリハビリなどに特化する介護サービスであるため、胃ろうや痰吸引などの医療ケアが必要な方などが、リハビリを集中して行いたいときなどに適しています。
デイケアは、主に心身機能の維持・向上を目的としている介護サービスです。
自立した日常生活を過ごすことができるように、本人に最適なリハビリを受けることができます。
また、医師や看護師などの医療従事者がいる施設で過ごすことができるため、医療的処置などの対応がスムーズでああり、以下のサービスを受けることもできます。
・体温や血圧などのバイタル測定など健康管理
・内服薬の管理
・医療ケアへの指示
・リハビリのサポート
自宅に復帰する際にも、不安なことなど理学療法士や作業療法士など、リハビリ専門家に相談しやすい環境であるため、日常的に使える福祉用具などに関する提案なども受けることができるはずです。
筋力を強化させることや、日常生活動作を向上させる上での訓練を行うため、基礎的な身体機能も向上させることができるでしょう。
デイケアで基礎的な体力機能を回復させた後に、自宅で訪問リハビリを利用するといった方法により、自立した生活を送りやすくなると考えられます。