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建設関係の仕事のうち水漏れや水回りの修理などを行う業者が顧客から信頼を得るには?

2021.04.17
分類:経営

建設関係の仕事には、たとえば一般家庭の水漏れ対応など、水回りの修理を行う業者もあります。

一般の方が業者に依頼するときには、どの業者を頼ればよいか迷うこともあるようですが、信頼できる業者として活動するためには何に注意すればよいのでしょう。

建設業許可を受けているほうが安心してもらえる

500万円以下の軽微な工事を行う場合には、建設業許可は取得しなくてもよいため、水漏れ対応や水回りの工事を行う業者も建設業許可を取得せず行っていることも少なくありません。

しかし建設業許可を受けている業者のほうが、社会的にも信用力が高いとみなされ、大きな工事も任せることができる証明にもなります。

 

賠償責任に備えた保険に加入している

工事にミスがあったときに発生する賠償責任を保険でカバーできるようにPL保険などに加入している業者のほうが安心です。

万一、水道工事でミスがあったとき、その責任や補償を誰が負うのかでトラブルになることもあります。PL保険に加入していれば業者が賠償責任を負うことを明確にしているともとれるため、トラブルが起きたときでもスムーズに対応できるでしょう。

 

作業前に見積もり提示は必須

当然ですが、まずは見積もりを提示して、了承を得てから作業を始めることが必要です。

提案した見積もりに記載された料金以外の追加分が発生するときは、業者から確認を行っておくことも必然と言えます。

なお、現状を確認してみなければ見積もりも提案できないケースは少なくないため、電話越しでの対応のみに留めるのではなく、後々トラブルを防ぐためにも現状視察をさせてもらうことは必要です。

その上で見積もりを提案し、顧客から確認・了承を得た上で作業に入るようにしましょう。

料金は特にトラブルになりがちな部分のため、1つ1つ確認をしながら工事を進めていくとより安心してもらえます。

 

会社の詳細は明確に開示すること

サービスを提供する上で、会社の詳細を明確に開示できない業者は信頼されません。

会社の情報を隠す行為が、何かやましいことがあるのではないかと疑われる理由になります。

水漏れ対応や水回りの修理などの業者は、広告などを幅広く行っていることが多いですが、ホームページなどもなく電話番号のみの記載のチラシでは鵜方割れてしまいます。

単独や数人程度で事業を営んでいるケースも多いため、信用してもらうためにもできる限り、多くの会社情報を公開できる体制を整えておきましょう。