屋根工事とは、瓦・スレート・金属薄板などで屋根を葺く工事です。
たとえば屋根に関する悩みでもっとも多い雨漏りを防止するために、屋根本体や屋根本体の内側にある板金を工事で仕上げます。
屋根材の種類などで耐用年数や劣化の程度も変わることや、行う工事や工法でも期待できる効果などに違いが出ることは理解しておきましょう。
そこで、屋根工事について、施工で期待できる効果や種類について簡単に解説していきます。
「屋根工事」とは、瓦・スレート・金属薄板などでできた屋根を葺く工事であり、工事を行うことで以下の効果が期待できます。
・雨漏りを防ぐ効果
・家を長持ちさせる効果
・家のイメージを変える効果
屋根の悩みで最も多いのが雨漏りに関することです。
屋根本体やその内側の板金をしっかりと工事で仕上げることにより、雨漏りを防ぐことができます。
また、雨・風・ホコリなどによってダメージを受け続けた屋根を、新築またはリフォームで盤石にな仕上げれば、家のダメージを抑えることができるでしょう。
屋根工事は、次の8つの種類に分けることができます。
・葺き替え
・葺き直し
・重ね葺き
・塗装
・屋根材の修繕
・漆喰補修・交換
・棟板金交換
・雨樋修理・交換
それぞれの屋根工事について簡単に説明していきます。
「葺き替え」とは、屋根をすべて交換する工事です。
現在の表面の屋根材をすべて撤去し、下地の交換・補修を行って、新しい屋根材を葺きます。
「葺き直し」とは、下地の全体を補修・交換する工事で、瓦屋根のみで行われます。
「重ね葺き」とは、既存の屋根の上から新しい屋根を重ねる工事です。
「塗装」では、屋根の見た目を回復させるために塗り替える工事を行います。
屋根材の表面を修繕したり差し替えたりする工事であり、傷んだ部分を修繕することで屋根や家の寿命を延ばすことができます。
漆喰補修や交換では、たとえば瓦の接着用粘土の漆喰を塗り直します。
屋根の頂上の棟板金を交換する工事で、スレート屋根や金属屋根が対象です。
雨樋の修理や交換も必要となります。
詰まった雨樋の解消や、壊れた雨樋を交換することで、雨水が屋内に入ったり外壁を伝ってしまったりすることを防ぎます。