建設業は離職率が高く、人を雇用してもすぐに辞めてしまうため、人手不足が常態化しています。
できるだけ多く人材を雇用したくても、建設業は採用難といわれているため、募集しても集まらないといった問題も抱えがちです。
そこで注目したいのが転職希望者ですが、建設業の採用活動の幅を広げる方法について紹介します。
建設業は離職率が高い業界といわれていますが、その理由として次のことが挙げられます。
・危険な作業が多い
・賃金と労働が見合わない
・休みが取りにくい
・遠方作業が多い
・雇用が不安定である
若い世代などは、将来性や安定性を求める傾向が強いため、他業種へと転職してしまうケースも少なくありません。
そのため建設業では定着率を上げるために、労働環境や福利厚生などを見直すことが必要といえるでしょう。
特に賃金と労働が見合わないといった不満については、離職のきっかけになりやすいといえます。
長時間労働が続き、休みも取りにくい環境でありながら、受け取る給与が少なければ不満も溜まります。
稼げない仕事と烙印を押されれば、不安や不満を抱えて辞めてしまうことになりかねないため、雇用における条件の見直しはかなり重要と考えられるでしょう。
建設業の人手不足を防ぐため、採用活動の幅を広げる前に、まずは転職者を多く採用することも検討しましょう。
新卒採用で新たに人材を育てるには時間がかかるため、合わせてすでに建設技術や知識を持ち、即戦力として活躍してもらえる転職者を採用することで人手不足は解消しやすくなります。
建設業で働いたことがない方でも、他業種の知識など活かしてもらえる可能性はあります。
また、建築学部卒の若年層や50代の資格保有者などであれば、より集まりやすいと考えられるでしょう。
30代の在職者がいない企業などは、中堅層を多く採用したいと考えがちですが、未経験の30代よりは50代の経験者のほうがすぐに現場で活躍してもらえます。
転職者の採用活動においては、ハローワークで募集を出す以外にも、インターネットやSNSなどを有効活用しましょう。
特にLINEは現場でも使うケースが多く、身近で多くの人が利用しているからこそ、求人募集としても使えます。
他にもインスタグラムやXなどと、自社のホームページを掛け合わせ誘導することで、会社の中身や特徴を知ってもらいやすくなります。