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外構工事中に自家用車が駐車できない場合の対処法とは

2023.05.24
分類:リスク

外構の工事中は、家の持ち主が自家用車を駐車できないことが少なくありません。

 それは工事を行う上で、自家用車を汚したり傷つけたりといったリスクなどがあるからです。

 しかし普段停めている場所に駐車できないと、自家用車をどこに停めればよいか困ってしまうものでしょう。

 そこで、外構工事中に自家用車が駐車できないとき、どのように対処すればよいのか紹介していきます。

自家用車の駐車ができない理由

 外構工事中に自家用車を駐車できない理由として次の3つが挙げられます。

 ・小石が飛び跳ねる可能性がある

・生コンが飛び散る可能性がある

・資材搬入や残土搬出作業のスペースが必要

 それぞれの理由について説明します。

 

 小石が飛び跳ねる可能性がある

 バックホーとは地面を掘ったり、下地になる路盤を作る時に使います。

 駐車スペースの工事をしていなくても、すぐ横に自家用車があると小石が飛び跳ねたりしてキズが付いてしまう可能性があります。

  

生コンが飛び散る可能性がある

 生コンは想像以上に広く飛び散ります。

 養生仕切れずに車に生コンが付いてしまうと洗い落とすことがなかなか大変です。

  

資材搬入や残土搬出作業のスペースが必要

 主に裏庭などの工事の時に、駐車スペースを通って行く必要があるときに影響があります。

 最低でも人や一輪車の通る幅を確保したいという業者側の理由はありますが、自家用車のギリギリ横を行き来することは不意に自家用車がキズを付けられてしまう可能性もあります。

  

自家用車を駐車できない期間の目安

 外構工事中において、自家用車を駐車スペースに駐車できない期間は、残土搬出などの作業を含めるとおよそ2週間以上です。

 日程の目安として、残土搬出から路盤までに1日、型枠組や伸縮目地などを設置するために1日、生コン打設で1日、養生期間に510日ほどかかります。

 また、生コン打設は晴天でなければできないため、梅雨で雨の日が続く時期や、雪が降りやすい冬などは数日間かかると考えておくとよいでしょう。

 なお、コンクリートだけでなくカーポートを設置する場合などは、残土搬出から路盤順、型枠組や伸縮目地の設置の日程も変わってくると留意しておいてください。

  

自家用車を駐車できない際の対処法

 外構工事をしているため、自宅に自家用車を駐車できない場合には、主に次の方法で解決を図ることをオススメします。

 ・ハウスメーカーへ業者がどこに駐車しているかきく

・町内会に公民館やコミュニティーセンターの駐車場の使用が可能か相談

・コインパーキングや月極駐車場を利用