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天井の修理や塗装工事を行うときに注意しておきたいこととは?

2020.04.12
分類:リスク

天井修理の1つである塗装工事。天井に塗装できる天井材は数多くありますが、日常生活で過ごすことの多いリビングやダイニング、寝室などとは異なり、浴室などは特殊な塗料を用いることもあります。

そのため、天井の塗装工事においてはそれぞれの塗料のメリットやデメリットなど把握しておくことが大切といえるでしょう。

天井の塗装で用いられる塗料とは?

たとえば塗装に用いられる塗料にはアクリル系といわれるものとエマルション系があります。

アクリル系塗料のメリットは塗料そのものの価格が低めで透湿性が高いことであり、デメリットは耐用年数が短めなので塗り直しを必要とする周期が短くなることです。

エマルション系塗料の場合は耐用年数が長く機能性の高さがメリットですが、その分価格が高めの設定となっています。

この2種類の塗料の違いをみても、特徴などは大きく異なることになるので、デザイン性など重視するばかりでなく機能性も把握した上での検討が必要になると認識しておきましょう。

 

天井板の張り替え工事の方法

天井のクロスを張り替えれば室内の雰囲気をがらりと変えることができます。デザイン性の高いクロスも多いので、リフォームなども気軽にできるようになりました。

天井だけでなく壁も同時に施工すれば、部屋全体の雰囲気が変わり新鮮さを得ることもできるでしょう。

天井板を張り替える場合には、乾式工法が採用されることが多いといえます。

板などを屋根裏側から吊り下げ固定する工事で、天井の一部を解体または点検口から天井裏の状態を確認し、古い天井材を解体後に傷みなどがあれば補修します。

そして天井板を張る下地を組んでいくという流れですが、天井に断熱材を入れれば部屋の暖かさは高まります。しかし屋根裏に断熱材を入れるのなら、この下地処理を行うことが必要です。

新しい天井板を張って表面はクロスで化粧すれば完成ですが、大きな補修作業がなければ2日程度で完了できるでしょう。

 

天井の工事で注意しておきたいこと

ただ天井の工事でも比較的規模が大きい改装工事は注意が必要となります。下地部分の補修工事が必要となることもありますし、プラスターボードなど設置を行うケースもあるからです。

また、天井にシャンデリアの設置を行う場合なども天井状態により補強工事が必要になることもあります。シャンデリアでなくても重量があるものを取り付けたいなら、そのまま取り付けてしまうと重みを支えることができない場合もあります。

下地の状態を確認し、取り付けても問題ないか必ず確認した上で設置するようにしてください。