建設工事業情報ラボConstruction Business Information Lab

工事現場は安心して働くことができることが最低条件!そのために必要なこと

2020.01.04
分類:リスク

工事現場で働く作業員にとって、安心して作業を行うことができる環境を整備することは大切です。

では、どのようなことに注意すれば、作業を行う労働者が安心・安全に作業に専念することができるのでしょう。

現場で作業を行う方が安心できる環境づくりのために

危険な環境や作業を伴う工事現場で、安全を確保し安心できる状況で業務を進めていくことを可能とするためには、現場で働くすべてのスタッフが安全に対する再認識を行うことができるよう、定期的に研修を行うことも必要です。

定期的な工事部会

雇用している従業員だけでなく、協力会社や役員なども一緒に安全な現場づくりを目指すため、定期的に工事部会を開催してそれぞれの工事の進捗状況を確認し合い、安全への配慮を再確認するための事故事例や行っている安全活動の情報を交換することも必要です。

安全意識向上のための安全会議

それとは別に、月に1度は従業員の安全意識を高めるための安全会議を開催し、現場での作業をスムーズに、そして安全に行うことができる環境整備のための情報共有や意見交換を行う場を設けるようにしましょう。

安全パトロールの実施

さらに現場ごとに安全パトロールなどを行い安全に配慮するといった小さな積み重ねも、安心や安全に対する信頼や実績に繋がっていくと理解しておいてください。

パトロールを行うのは安全部や役員のメンバーなどで、現場をパトロールした後は工事の進捗状況や現場の安全状況を確認し、伝達、確認をしあうことが必要です。それぞれの現場のコミュニケーションにもつながるでしょう。

 

人材不足がミスや事故を増やすことになる?

事故やトラブル、クレームなどが少ない優れた協力会社と連携することも大切ですし、やはり協力会社との信頼関係を結ぶことも、事故のない現場づくりには欠かせません。

そして新しく働くことになった若手の従業員をしっかり育成する上でも、安全意識を高く持つことの重要性などを教育し、技術や知識以外に必要とされることは何か理解してもらうことが求められます。

現在は少子化と高齢化で、建設業界の人手不足は慢性化しており、効率的に作業を進めたくても人が足らないといったこともあるでしょう。

一人ひとりが行う作業量が増え、限られた時間の中で行わなければならないことが多くなると、焦りでミスや事故が増える可能性もありますので、効率的に仕事を行うことができるようにIT技術なども積極的に業務に取り入ることが必要になるのかもしれません。