内装工事とは、建物内の設備・装飾を施工する工事です。
軽鉄工事・クロス工事・塗装工事・木製建具工事などを含む工事ですが、主にビルや商業施設など建物の内部の工事を担当します。
そこで、内装工事について、基本となる7つの工事と内容について簡単に紹介していきます。
内装工事は建築物の種類や用途によって色々な工事を含んでいます。
ただし基本ともいえるのは次の7つの工事です。
①軽鉄工事(鋼製下地組立)
②ボード工事(ボード張り)
③クロス工事(壁紙工事)
④塗装工事
⑤左官工事
⑥床仕上げ工事
⑦木製建具工事
それぞれ簡単に説明していきます。
「軽鉄工事(鋼製下地組立)」は、商業施設・店舗・事務所などにおける空間を区切る天井や床の下地材を設置する工事です。
施工は主に天井や壁の骨組みで、木材よりも防火基準を満たすことや、工事短縮に工事単価削減などのメリットがある工事といえます。
「ボード工事(ボード張り)」は、軽天工事によってつくった骨組みに、石膏ボードを貼りつけて建物の壁や天井の下地をつくる工事です。
「クロス工事(壁紙工事)」は、室内に印象に変化をもたらすことのできる工事であり、下地の上にクロスを張ったり古いクロスを張り替えたりといった工事が該当します。
「塗装工事」とは、塗料を木部や鉄などの材料に塗り付けて塗膜を作り、表面の保護や美観を保つことを目的に行う工事といえます。
左官工事とは、建築物の壁や床などの下地造りや、仕上げを行うための工事です。
壁などの工作物に対し、壁土・モルタル・漆くい・プラスター・繊維など貼り付けていきます。
「床仕上げ工事」とは、床材を使って床を上げる工事です。
建築物の天井仕上げ・壁張り・ふすま工事・畳工事などと同様に、建築工事の仕上がりを左右する重要な工程といえます。
デザイン的に床を上げるだけでなく、風通しや高さなど機能面でも調整を行われる工事といえるでしょう。
木製建具工事は、ドアや窓などの建築物の開口部を開閉する木製や金属製の仕切りを取付ける工事です。
内装工事などの後で、仕上げ工事の1つとして実施されます。
木製建具を取り付ける工事といえますが、ふすま・室内ドア・障子などの取り付けが対象となります。