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建設業界の工事現場は人手不足!それでも外資系建設会社は人気?

2020.05.04
分類:その他

日本に進出している外国資本と関係の深い法人を外資系企業といいますが、建設業界でも外資系企業が注目されることがあります。

建設業界は工事現場などをみてもわかるとおり現在人手不足であり、若い世代の人材を獲得しにくい状況にありますが、なぜ外資系のほうが日本の企業より注目されやすいのでしょう。

外資系企業の特徴

外資系企業の特徴として挙げられるのは、日本企業は集団を重視する傾向が高いのに対し、個人を重視する傾向が強いということです。個人の役割を明確にし、どの仕事を引き受けるべきかその範囲も明確にされます。

そのため自分が行うべき仕事を終わらせれば、残業を強いられることもないので仕事とプライベートとを両立しやすいといえます。

しかし日本企業の場合、チームでの取り組みや協調性など、一体感を重視する傾向が高いことが特徴です。それは悪いことではありませんが、自分の行うべき仕事が終わってもチーム全体でみたときにまだ仕事が終わっていない部分があるのなら、残業をしてまでも手伝わなければならないといった傾向が強めです。

仕事と休日を明確に分けることができ、有給休暇の取得率も日本企業より外資系企業のほうが高めであるなど、魅力に感じる点が多いようです。

 

外資系企業は終身雇用ではなく契約関係で成り立つ

日本企業は終身雇用のところもまだまだ多く、福利厚生度や退職金制度などを設けて解雇などもよほどの事情がなければ行いません。

新卒で採用されてから定年を迎えるまで、一社のみで勤めあげる方も少なくないといえます。

それに対し外資系企業での社員の関係は契約関係にあります。能力がある方を即戦力としてほしいと考えるので、能力が低い場合は解雇されてしまいます。

能力を活かすことができれば賃金が高く見込めると考えますが、より自分を高く買ってくれるところへと転職を繰り返す傾向もみられます。

ただ、外資系企業のほうが実力を評価されやすいため、自身の能力を活かしたい、試したいと考える方には魅力に感じるようです。

 

外資系企業に賃金体系は成果主義

外資系企業の賃金体系はあくまでも成果主義であり、日本企業は年功序列制という違いも大きいといえるでしょう。

個人のパフォーマンスが重視されるので、結果を出せばその分、報酬や昇給に反映されます。

対する日本企業は年功序列型なので、新入社員など新人のときには給料が少なく、年数を経過して経験や能力を高めていくにしたがって賃金も上昇する形です。

給与水準の高さでいえば、外資系企業のほうが日本企業の2倍近くも高くなります。