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墜落事故が多発!?建設業における落下防止の必要性とは?

2016.08.15
分類:その他

建設業は危険の多い職種ですので、労働災害防止を図るためにまず工事施工前の仕事の工程、機械設備等についてなど安全衛生面から事前に評価を行うといったことが必要になります。建設業で労働災害が起こらないようにするためには、様々なことに取り組んでいくことが大切です。

 

 

安全衛生管理体制の整備

 工事現場は作業員にとって危険が多い場所で、安全策が取られていなければ命に関わることになります。適切な安全衛生管理を実施するためには、工事全体を統括管理する元請け事業者は主導的な役割を果たしながら安全衛生管理を推進することが必要です。統括安全衛生責任者、安全衛生管理者等を選任し、責任と権限の明確化や安全衛生計画の作成による施工、法令違反を防止するための指導などを実施するようにしましょう。

工事用機械設備についての安全性の確保

 工事用機械設備の使用については、使用上の情報を活用しながら危険性や有害性がないかの調査を行い安全方策を検討することが必要です。安全装置が機能しない状態で使用することがないように、定期的な自主検査、作業開始前の点検などを実施することも必要とされます。

続発する落下事故

 格荷重を超えて荷を吊り上げることや地盤の不同沈下等によって、落下や転倒災害が増えています。移動式クレーンや車両系建設機械を用いての作業を行う際には、使用する機械の種類や能力、作業方法、運行経路などについての作業計画を作成した上で作業を行うようにしましょう。

仮設用設備に係る安全性の確保

 足場や型枠支保工等の仮設設備は、安全面についての十分な検討が計画段階から必要となってきます。使用される仮設機材の経年劣化などの管理も十分に行いましょう。

災害で最も多いのは墜落災害

 建設業の死亡事故で、墜落や転落が原因の死亡者数は建設業全体の50%近くまでのぼるといったかなり大きな割合を占めている状況です。作業員が足場から落下して死亡やケガという事故が発生した場合、影響を受けるのは作業員と作業員が所属する会社だけではありません。会社は当然のことながら金銭的に影響を受けますし、作業員は精神的・身体的に影響を受けます。作業員の家族などにも精神的負担や金銭的な負担で影響を与えることになるでしょうし、作業が停止すれば顧客や会社の業績にも影響を与えることとなります。

作業員の落下を防止するために

 足場の設置等による作業床を確保し、開口部等については手すりや囲いを設置することが基本となります。作業の性格上、どうしても困難な場合には防網や安全帯の使用を必ず行うようにしてください。大切なのは作業員が安心して作業に励むことができる安全な作業環境を整備することです。しっかりと整備できれば作業も効率的に進むでしょうし、会社の業績にも良い影響を与えることになります。