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建設業の現場で使用される建設機械の種類とそれぞれの特徴

2019.11.14
分類:その他

建設業の現場では様々な建設機械が用いられることになります。新しく建設現場で働くことになった新人の技能者に指示を出すときなど、建設機械の名称を伝えても普段馴染みがなくまだ慣れていないことなどでピンとこないこともあるかもしれません。

また、現場によって用いる建設機械の種類も異なるため、経験の浅い技能者などは初めて目や手に触れることになる建設機械が登場するといったことも現場によってはあるでしょう。

そこで、建設機械の種類とその内容を説明するとき、どのように伝えればわかりやすいか…と悩むこともあるかもしれませんが、主に使用されることの多い建設機械の種類とその特徴などを解説しますので参考にしてみてください。

ブルドーザ

一般的な方での耳にすることが多い建設機械で、掘削や押土、整地などの作業で使用される建設機械です。

装着履帯によって、湿地ブルや乾地ブルという区分がされます。

一般的な掘削押土を可能とする距離は60m程度で、大きさが4t130t級と分かれることから、目的に応じて使い分けられます。

 

バックホウ (ドラッグショベル)

バックホウと呼ばれる建設機械には、下方掘削に向いている掘削・積込機で、法面や床堀の仕上げ整形などの作業に用いられる油圧バックホウ、地盤の良好な場所(道路沿いの付帯工事など)で機動的に利用されることが多いホイル式バックホウがあります。

 

締固め機械

盛土構造物の強度を高めることを目的に、土の空隙を減少させて高密度な状態にさせる建設機械です。

ローラ系と平板式に大別でき、自走式、牽引式、重量などでも細分されます。

 

ホイルローダ

トラクターショベルのうち車輪で走行するものを指しています。

沖縄県などではシャボと呼ばれることもあり、土砂や砕石などの粉体や粒体物をダンプカーに積み込む作業や、構内で短距離運搬する作業などで使用されます。

 

ブラストホールドリル

発破用の装薬孔を穿つ自走式の削岩機のことで、鉱山や砕石、土木工事など規模が大きい発破に用いられます。

油圧式クローラドリルや空圧式クローラドリル、ロータリドリル、ダウンホールドリルといった種類がありますが、ロータリドリルやダウンホールドリルといった大口径ドリルは国内土木工事に用いると振動や騒音等が大きいため、環境に配慮する観点から使用が制限されています。

小規模発破では、ハンドドリルやレッグドリル、ワゴンドリルなどで穿孔されます。