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「建設」と「建築」の違いとは?基本的な言葉の意味を理解

2016.11.14
分類:その他

建設と建築という言葉は似ているので違いがよくわからないという場合もあるでしょう。建設業、建築業、建設会社、建築会社、どれも同じように感じますが実は建設と建築は意味が違います。

建設とはどのような意味?
建設は建物・施設・道路など新しく造ることです。建築物・道路・橋・堤防・ダム・鉄道などの土木作業によって構造物を造ることが建設です。

建設という言葉は古く明治時代の開国時に入って来た言葉で、中国由来の言葉からの和製熟語のようです。

もう一方の建築とは?
建築とは建物を土台から造ること、その技法や技術のことです。建築基準法によると、建築物の新築・増築・改築や移転などが建築の意味として記されています。

家、マンション、ビルなどの建物全般を土台から造り上げ、その建物を建てるために要する技術や技法を建築と言います。建築という言葉も明治時代の開国時に入った言葉であり、建設の総合芸術として作成された言葉です。

建設と建築の言葉の意味を比べると
建設は人々の生活の質が向上すること、または利便性が高くなるために、広範囲に渡り使われる言葉です。

建築は人々の生活に身近な家やマンション、ビルなどで、芸術的なイメージが強い言葉です。建築には安全性だけでなく、外観の美しさや快適さ、大きさ、そして強さなどが時代の流れと共に求められるようになりました。

さらに科学技術や建築材料の開発が進歩するにつれて変化していき、時代ごとに求められる様式なども進化している状況です。どの時代でも時代を表現する総合芸術であるといっても過言ではないでしょう。

建設業界で役に立つ資格とは?
建設業界で注目される国家資格には、建築や住宅分野で役立つ資格として知られている「一級建築士」以外にも、土木分野の実務者が取得する「一級土木施工管理技士」や「技術士」、「コンクリート診断士」などがあります。

建築や住宅分野の場合には、一級建築士以外にも「一級建築施工管理技士」や「二級建築士」などの資格もありますので、実務に携わる上で取得しておくことが好ましい国家資格なども理解しておくと良いでしょう。

建設業界の中にも様々な分野がありますので、その中で取得しておくと役に立つ資格は何かをまず考えてみると良いでしょう。

建築は建設の中に含まれる言葉
建設という言葉の中には建築や土木などの言葉が含まれていますので、建設と建築の違いは何かということに関しては、建築は建設の中の分類の1つであると回答できるでしょう。

現在、東京オリンピックに向けて建設業界は需要が高まり、今後急成長するのではないかと期待されている分野でもあります。