建設現場で安全意識を向上させるためには安全標語の掲示と対策が必要!
建設現場に掲げている安全標語は、作業を行う人が事故を起こしたりケガをしたりしないように、注意喚起を呼びかけるためのスローガンといえます。
記憶に残りやすい内容にしておくと、作業員の注意を高め、安全意識を徹底させることに繋がるはずです。
そのためできるだけわかりやすい安全標語を作成し、いつでも目に入る場所に掲げておくことが必要になります。また、朝礼のときには一斉に読み上げるようにし、常に意識できる状態にしておきましょう。
また、建設現場では安全標語以外にも、様々な対策を講じて安全意識向上と安心な作業が行える環境整備を行う必要があります。そこで、どのような安全対策があるのか確認しておきましょう。
地上で作業する場合の安全対策
建設現場は高所作業や重い資材の取扱いなど、常に危険と隣り合わせの状態であるといえます。そこで、事故を起こさずに作業が行えるように、しっかりと安全対策を行うことが重要です。
・コーンやバリケードの設置
作業員など関係者以外の立ち入りを禁止するために設置します。
・作業通路の確保
色つきのテープなどで作業通路を確保し、通路内には資材や機材を置くことを禁じるように徹底します。
・安全ネットの設置
開口部の端や階段付近など、人や物の転落や落下の危険があるところには必ず設置します。
・安全帯の着用
高所作業の際には、命綱となる安全帯が重要です。腰にしっかりと巻いて先端のフックを綱などにつけて転落を防ぎます。
地下で作業する場合の安全対策
建設現場で危険が伴うのは地上だけではありません。地下で行う作業にも危険は潜んでいますので、適切な安全対策を講じるようにしましょう。
・ぶつかると危険な場所を知らせる
コンクリートや階段の柱などはぶつかると危険です。そこで、黒と黄色のしま模様のテープを貼るなど、目立つ色のテープで注意を促します。テープ以外に防護マットなどを取りつけてもよいです。
・開口部周辺にフェンスの設置
仮設階段やエレベータ、開口部などの周辺に、人や物の転落や落下を防ぐフェンスを設置します。
・開口部付近にランプの設置
天井の開口部から床の開口部までにランプを下げ、地上から地下にクレーン作業をするときに点灯させます。ランプが点灯したら開口部付近での作業は中止するようにしましょう。
・換気用ホースを設ける
地下にも新鮮な空気を届け、酸素不足になることを防ぎます。また、工事のときにでる煙、粉塵、熱気などを地上に逃がす役割も担います。
事故防止のためにはしっかりと安全対策を
建設現場でできる安全対策は他にもいろいろありますが、一般的な安全対策な上記のとおりです。
そして建設現場内では必ずヘルメットの着用が必要です。作業員だけでなく、訪問した人などにもヘルメットを着用してもらうように徹底してください。