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建設業界の今後の動向は?これまでにない技術が採用される可能性も?

2019.08.14
分類:その他
社会情勢が変化することに伴って、建設業界を取り巻いている環境もだんだんと変わっています。そのため、5年や10年経過した後には、今の状況とはまったく異なる環境になっていることも予想されるでしょう。 最近では東京オリンピックに向けた需要の変化などがその1つとして挙げられますが、今後は働き方改革による労働環境の変化、外国人労働者の受け入れが拡大されるといったことも加わるため、今後の動向が気になるところです。

東京オリンピックの影響で建築業界は現在好景気

東京オリンピック開催に向けて、競技に使用する40会場以上の施設の新設や整備、道路や鉄道などの交通整備も進んでいる状況ですが、建設業界はこの恩恵により現在は好景気ともいえる状況です。 もともと深刻な人手不足だった建設業界ですが、今後も若い働き手を探すことに苦戦を強いられることに変わりはありません。 建設業界に限らず、日本の人口減少により今後は若い人材を獲得することは困難な状況となるため、若い世代に人気のない建設業界ではより一層、この人手不足をどのように解消していくのか検討していかなければならないでしょう。

外国人労働者も拡大される?

人を雇用したくても集まらないのなら、外国人労働者を拡大させる方向も検討しなければならなくなります。 これまで建設現場で働くことができる外国人は、技能実習生や留学生のアルバイトだけでした。しかし、入国管理法が改正され新たな在留資格が設置されたことにより、14業種では外国人労働者の受け入れを拡大することが可能となりました。 この14業種の中に建設業も含まれているので、今後は現場で働く外国人労働者も増加する可能性が高いといえるでしょう。

建設業界の近年の動き

現在はIT機器を導入する業種が増えていますが、建設業でもその動きが高まっています。 例えばAI地盤解析ロボなどに地盤の解析を任せたり、測量をドローンで行いデータを解析することで、安全性や正確性を向上させることが可能となります。 近年では建設現場でICT(情報通信技術)の導入も進んでおり、工事にかかる時間を大幅に短縮しようとする動きもみられます。

今後の建設業界の動向に注目!

AIやICTなど、建設現場ではあまり馴染みがなく関係ないと思われるような技術でも、今後は作業の効率化を進めるために導入される可能性が高くなるでしょう。 情報を収集・処理する能力を機会にまかせることで、人にしかできない作業に専念しやすくなるはずですので、今後も建設業界の動向に注目していきたいところです。