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長距離トラックドライバーとは?特徴や必要な資格を簡単に紹介

2025.01.09
分類:その他

長距離トラックドライバーとは、片道300キロ以上を運転して荷物を運ぶトラックドライバーです。

 片道で4時間から5時間は運転することが必要な仕事といえますが、食品・日用品・工事資材・液体・ガス・危険物などいろいろな荷物を運搬する役割を担います。

長距離を走る大型トラックのドライバーは、運送業でも花形のイメージが強いといえますが、特徴や必要な資格について簡単に紹介します。

長距離トラックドライバーとは

 「長距離トラックドライバー」とは、片道300キロ以上の目的地までトラックを使って荷物を運ぶドライバーです。

 単に荷物を運ぶだけでなく、トラックへの荷物の搬入や到着後の荷卸しなども行います。

 普通自動車と大型トラックを比べると、大型車の車体の長さは普通自動車の3倍程度です。

 カーブを曲がるときなどの前輪と後輪の内輪差が大きいことや、幅や高さによる死角の多さなどで、運転時間だけでなく集中しなければならない時間も長めといえます。

 運転する車体が大きい分、不注意があればドライバー本人だけでなく、他の車や通行人などを巻き込む大きな事故になる恐れもあることを常に意識し、緊張感を持って運転することが求められます。

  

長距離トラックドライバーの特徴

 長距離トラックドライバーの特徴は、以下のとおりです。

 ・勤務時間の多くを車中で過ごすことになる

・長時間労働になりやすい

・勤務形態が不規則になりやすい

・車内で仮眠を取ることが多い

 勤務時間は雇用形態によって異なるものの、18時間勤務が一般的といえます。

 拘束時間113時間、延長した場合でも最長16時間までと決められています。

 休日は月4日から8日程度で、契約条件により幅があると認識しておきましょう。

 

 長距離トラックドライバーに必要な資格

 長距離トラックドライバーは、運転するトラックの大きさや運ぶ荷物の種類に応じて、次の資格が必要です。

 ・普通運転免許証

・中型自動車免許(4.5トン以上6.5トン未満のトラックを運転する場合)

・大型自動車免許(6.5トン以上のトラックを運転する場合)

・けん引免許(トレーラー式の大型トラックを運転する場合)

・危険物取扱者(危険物指定の荷物を運ぶ場合)

・高圧ガス免許(高圧ガスなどの気体を運ぶ場合)

・玉掛作業者(荷物の積み下ろし)

・フォークリフト運転技能者(荷物の積み下ろし)

 積荷などでクレーンやフォークリフトを操作する場合、それぞれの免許を取得することが必要です。