ネット通販やフードデリバリーが普及したことで、フリーランスドライバーの需要も高まっています。
運送業で働くとき、自分のペースで仕事をしたい方におすすめなのがフリーランスドライバーといえます。
そこで、フリーランスドライバーについて、運送業で働くメリット・デメリットを解説します。
「フリーランスドライバー」とは、特定の運送事業者へ所属せずに、個人で仕事を請け負う運送ドライバーです。
インターネット利用が増え、ECサイト需要の向上などで、個別配送などが増えました。
そのためフリーランスのドライバーとしての働き方は、副業としても注目されています。
たとえば、以下の業務がフリーランスドライバーの仕事です。
・配送マッチングサービスで受注した荷物の配送
・フードデリバリーの配達
・業務委託契約締結による軽貨物の配送
など
フリーランスドライバーのメリットは、以下のとおりです。
・手軽にスタートできる
・仕事を増やせば高収入を目指せる
・自分のペースで働ける
比較的開業のハードルは低めであり、手軽に始めやすいことがメリットです。
数日から1週間程度あれば、業務を開始できます。
フリーランスは雇用された労働者ではないため、労働基準法の制限がなく、1日10時間以上働くことも週7日稼働することもできます。
そのため頑張り次第で、年収700万円から1,000万円稼ぐこともできるでしょう。
稼働時間や休憩時間などのスケジュールも自由にきめられるため、本人の好きなペースで働けます。
フリーランスドライバーのデメリットは以下のとおりです。
・自己負担が増える
・受注する仕事を自らが探さなければならない
・確定申告が必要になる
・労災や補償がない
会社員として所属していれば、健康保険や厚生年金保険など社会保険料の半分は、事業者が支払ってくれます。
しかしフリーランスドライバーは国民健康保険と国民年金に加入するため、全額自己負担です。
また、仕事が用意されているわけではなく、受注案件を探さなければなりません。
さらに個人事業主として、毎年確定申告する手間もかかるため、会社員のように年末調整をしてもらえないことはデメリットです。
なお、運送業など一部の業種では、一人親方労災保険特別加入制度による特別加入が認められています。
フードデリバリー配達員なども対象であるため、加入しておくと安心です。