
運送会社の大手とは、物流市場で圧倒的な規模があり、広範なネットワークと多様なサービスを提供する企業群です。
陸運系(宅配・一般物流)と国際物流系(フォワーディング主体)に大きく分けることができますが、それぞれの強みは異なります。
そこで、運送会社の大手について、陸運と物流系の種類と特徴を簡単に紹介します。
陸運における大手運送会社と呼ばれる企業は、主に以下の3つです。
・ヤマト運輸株式会社(ヤマトホールディングス)
・佐川急便株式会社(SGホールディングス)
・日本郵便株式会社(日本郵政グループ)
ヤマト運輸株式会社(ヤマトホールディングス)は、「宅急便」の生みの親である企業であり、国内宅配便市場ではトップシェアを誇ります。
集配ネットワークときめの細かいサービスが特徴であり、国内輸配送・国際輸送・法人向け物流ソリューション(ロジスティクス)・引っ越しサービスなどを展開していることが特徴です。
佐川急便株式会社(SGホールディングス)は、飛脚宅配便が主力商品として、物流施設運営のロジスティクス事業を行っている企業間物流(BtoB)に強い企業です。
大規模なハブセンターである物流センター活用の幹線輸送と、3PL(サードパーティ・ロジスティクス)事業を展開していることが特徴といえます。
日本郵便株式会社(日本郵政グループ)は、郵便事業だけでなく、銀行や生命保険などの事業を行っています。
ゆうパック(宅配便)が主力商品であり、公的側面と民間企業としての競争力を併せ持った地域社会のインフラであることが特徴といえます。
物流系の大手運送会社とは、主に航空・海運を駆使して物流をコーディネートするフォワーダー(貨物利用運送事業者)を主体とする以下の2社です。
・日本通運株式会社(NIPPON EXPRESSホールディングス)
・親会社が大手海運の物流子会社
日本通運株式会社(NIPPON EXPRESSホールディングス)は、総合物流事業を行う企業グループを統括する日本最大の総合物流企業です。
陸・海・空のすべての輸送モードを自社展開し、国内だけでなくグローバルにおけるネットワークにも強い会社といえます。
商船三井ロジスティクス株式会社や郵船ロジスティクス株式会社などは、親会社がそれぞれ商船三井と日本郵船など大手海運会社の物流子会社です。
世界的な海上輸送ネットワークの活用で、国際フォワーディング事業をメインに行っています。