介護現場で生活する方たちが、他の利用者や介護スタッフと円滑なコミュニケーションを取り、楽しく過ごすための一環として「レクリエーション」を開催しています。
しかし何を行えばよいか悩む介護スタッフも少なくないようですが、たとえばスタッフの趣味や特技を活かしたレクリエーションがおススメです。
介護を受けている利用者は、積極的に脳や筋肉など使う機会がだんだんと少なくなってしまうものです。
そこで、定期的にレクリエーションを実施することにより、脳や筋肉を使う頻度を高め、生活に必要な機能を向上させていくことができます。
また、利用者同士やスタッフとのコミュニケーションを取りながら行うため、楽しみながらできることもメリットになるでしょう。
特に外出する機会が減ってしまった方の場合、レクリエーションを通して会話を増やし、社会生活を維持する感覚をつかみやすくなると考えられます。
ストレス発散につなげることができれば、うつ病などの対策にもなります。
介護スタッフの趣味や特技を活かしたレクリエーションなら、企画などに慣れていない介護スタッフでも計画を立てやすくなるでしょう。
利用者のニーズに合った内容にすることはもちろんですが、介護スタッフの趣味や特技を活かせる内容なら、気持ちに余裕をもって利用者に気を配りやすくなることもメリットです。
状況に合わせてルールも変更するなど、より利用者に楽しんでもらえるアイデアを生むことにもつながるはずです。
レクリエーションの質向上は、利用者の満足度向上にもつながり、また参加したいと感じてもらえることでしょう。
たとえばお菓子作り・工作・音楽・ダンスなどは、レクリエーションに活かしやすい趣味活動といえます。
特に工作やお菓子作りなどは、利用者に指先を使ってもらうことができ、脳を働かせることもできます。
ヨガやエクササイズ、ダンスなども、利用者向けにアレンジすれば運動不足解消につなげることができ、楽器を使った音楽や書道など芸術分野の特技も高齢者に好まれやすいといえます。
上手く介護スタッフがパフォーマンスすれば、利用者のやってみたいという意欲を刺激することができ、一緒に楽しみながら参加することができます。