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介護施設で土地活用も可能?安定した収入と社会貢献につなげるには

2020.06.24
分類:経営

超高齢化社会へと突き進む日本は、今後さらに人口の多くを高齢者が占める状態となることが想定されています。

広大な土地を所有している方が、社会貢献につなげるためにも介護施設を建設してみては?と考えることもあるようですが、実際には一部のエリアと介護施設の種類などによっては供給過剰の状態である場合もあります。

そこで、実際に介護施設を土地活用で初めて見たものの、失敗しないために最適な介護施設を選ぶようにしてください。

介護施設で土地活用する具体的な方法とは?

介護施設で土地活用する場合には、高齢者に向けた介護施設を先に建築し、建物を貸し出すといった形が主流となっています。

介護事業者が希望する建物を建てて、そのまま賃貸形式で貸し出すという形です。

そのため、介護業界における専門知識などなくても土地活用は可能であり、介護事業を運営するわけではなく賃料を得ることを目的として行います。

なお、介護施設といってもその種類は様々です。土地の広さやエリアによって選ぶとよい介護施設も違ってきます。

使い道に困ってしまうような広大な土地を所有している場合でも、広い敷地面積が必要となる介護施設もあるので有効活用することが可能です。

 

介護施設で土地活用するメリット

介護施設で土地活用すれば、広い土地でも長期的に一括貸しを行うことによって安定した収益を得ることができます。

さらに単に土地を所有しているだけでも発生する固定資産税や、相続税などの節税対策にも有効となるでしょう。

もっとも大きなメリットとして挙げられるのは、高齢化が進む日本にとって社会貢献性が高い活用方法であり、選ぶ介護施設の種類によっては建築費の補助や税制優遇などが適用されることもある点です。

一方で考えられるデメリットとは?

介護施設で土地活用するデメリットとして挙げられるのは、介護施設は間取りや設備などが特殊であるため、転用しにくいことが多い点です。また、建物を借りたいと考える介護事業者を探さなければなりませんし、契約の安定性も求められます。

地域のニーズを事前に調査し、敷地の規模に合わせたタイプの介護施設を選ぶことも重要となりますので、先に建物を建てる場合には専門家などに相談しながら決めたほうが良いと考えられます。

介護施設で土地活用を始めるにあたり、賃貸借契約を締結はなるべく長期契約を結ぶことが安定収入につなげるポイントです。