介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護事業者が介護施設を選んでもらうために把握しておきたい比較ポイント

2022.01.23
分類:経営

老人ホームへの入所を希望する方は、その先後悔しないためにも希望条件を洗い出し、それに合う最適な介護事業者を選ぶことになります。

介護施設の情報を集め、見学や体験入居することもあるでしょうが、どのような部分を主に比較されることになるのか押さえておきましょう。

償却期間は比較される対象となりやすい

老人ホームへの入所を希望するとき、どのくらいの料金なのか、かかる費用は大きなポイントとなるはずです。

・入居一時金

・月額利用料

・別途費用

の他、

・返還金制度

・クーリングオフ制度

などの有無も確認の対象となるでしょう。

特に入居一時金と月額利用料は注目される対象であり、月額利用料は施設の立地条件・設備・医療・看護体制などによりによって施設ごとに違いがあります。

光熱費なども管理費として毎月の利用料に含まれているか、別途請求されるかなどを比較されることとなります。

入居一時金の場合、まとめて支払ったお金を償却していく償却期間がどのくらいかにより、退去したときの返金分が異なるため注目されがちです。

施設によっては契約の際に100%償却というケースもあるため、実際に施設に入居した後で雰囲気に馴染めない場合や長期入院が必要になったときなど、返してもらうことができないのは不安につながるといえるでしょう。

 

設備の充実差も比較されるポイント

利用料金などが高い老人ホームの場合、最新の介護器具や娯楽施設なども整備されているなど、入居した後に満足した生活を送りやすくなります。

ただ、重視するべきなのは入居者の健康状態に合うかどうかなので、主に次のことを確認されることになると考えられます。

・手すりは随所に設置されているか

・廊下や共有スペースは車椅子がスムーズに通ることのできる広さか

・機械浴の設備も整備されているか

・長期に渡り快適に生活できる環境か

・居室の広さや雰囲気

・トイレや浴室の清潔さ

・食事の内容

都会的な雰囲気のある施設を好む方もいれば、自然が多いほうがよいと考える方もいます。

住み慣れているエリアや家族の住まいが近いほうがよいこともあり、長く安心して生活する上で快適なライフスタイルを可能とする施設を選ぶことになるでしょう。

本人の暮らしやすさだけでなく、家族の面会しやすさや交通アクセス面も注目されるポイントなので、立地条件の良さも選ばれるポイントになると留意しておいてください。