介護コンサルタントという業種をご存知でしょうか。もし介護事業を新しく立ち上げようとした場合、まず何から行えばよいのかわからないという方も少なくありません。
また、介護事業はその種類によってクリアしなければならない基準などが違いますし、様々な法律に抵触することのないよう注意が必要になります。
さらに資金はどのように準備すればよいのか、許可の申請はどのように行うのか、いざ立ち上げた後で働いてもらうスタッフや利用者はどのように集めればよいのかなど様々な疑問が発生することとなるのでしょう。
このような手間や時間のかかる作業や手続きについて相談が可能となり、運営についてコンサルティングしてくれるのが介護コンサルタントです。
介護施設を新規で立ち上げるときだけでなく、すでに運営を始めている施設などの場合も、運営効率と利益向上のための相談が可能で、経営を改善させるカウンセラーとしての役割を担います。
介護分野の経営についてコンサルティングを行い、幅広い知識を駆使しながら介護事業者をサポートするのが介護コンサルタントです。
介護コンサルタントからコンサルティングサービスを受けることで、事業所の財務状況を改善させるために何が必要なのか明確化できます。
いくら介護の仕事に情熱を持っていても、その運営方法が適切でなければ利益を生むことはできません。そこで、介護コンサルタントに運営方法が適切か客観的視点で判断してもらい、ニーズに対応できる環境が備わっているか、スタッフの定着率の低下や、利用者が減少している場合には何が原因か分析してもらうことで改善に繋げやすくなります。
介護事業所の開業、開設にあたり、健全な経営ができるための市場分析から、資金の融資計画、開設後の収支計画、新規採用者から管理職までの人材育成、経営改善のための戦略を立てることなど、提供しているサービスは多岐に渡ります。
また、自治体などの実地指導監督が直接育成や支援を行う実地指導に向けて、対策と準備もサポートしてくれるのも安心です。
介護コンサルタントには様々なサービスがあり、料金も千差万別です。対象の施設規模や形態などでも金額が異なることとなるでしょう。
パッケージ料金を採用している場合もあれば、個別でサービスを提供している場合もあるので、事前にどのくらいの料金が発生するのか確認するためにも、どのようなサービスを求めるのか把握しておくようにしてください。