介護業界で唯一の国家資格が「介護福祉士」です。
介護現場で働き続けるのであれば、キャリアアップを目指して介護福祉士の資格を取得しておきたいといえますが、他にも取得するとよい資格は多々あります。
最終的な目標といえる介護福祉士につながる資格もあるため、どのような資格を取得すればよいのか、紹介していきます。
「介護福祉士」とは、介護職唯一の国家資格であり、まさに介護業界に資格最上位といえます。
業界でキャリアアップを目指すのなら取得しておきたい資格であり、現場で指導者として活躍できる専門的な知識や技術を持っていることを証明できる資格でもあります。
生活相談員や介護支援専門員(ケアマネジャー)を目指すのなら、取得しておきたい資格といえます。
介護福祉士の名称を用いて、専門的知識と技術により、身体上または精神上の障害で日常生活を営むのに支障がある方の心身状況に応じた介護を行うことや、介護に関する指導を業とすることができる資格者という位置づけです。
そのため介護を必要とする方の様々な生活行為・生活動作を支援し、支える知識と技術のある専門職として認知されています。
介護現場で活躍する上で取得しておきたい資格は、介護福祉士以外にも次の4つの資格があります。
・介護職員初任者研修
・介護福祉士実務者研修
・介護支援専門員(ケアマネジャー)
・サービス提供責任者
介護福祉士を目指すのなら取得しておきたい資格もあるため、それぞれ説明していきます。
「介護職員初任者研修」は、介護職として働く上で必要な基本的な介護の知識や技術を取得できる研修です。
介護職のスタート資格ともいえ、2週間~3か月の受講期間で修了できます。
「介護福祉士実務者研修」は、介護職員初任者研修の上位資格です。
実践的な介護の知識や技術を学べる研修であり、介護福祉士の資格を取得するときには修了していることが必要となるため、キャリアアップを目指すのなら受講しておいたほうがよいでしょう。
「介護支援専門員(ケアマネジャー)」は、利用者が介護サービスを利用する上でのケアプラン(介護計画)を作成する専門職です。
「サービス提供責任者」は、ケアマネジャーが考案したケアプランに基づき、訪問介護計画書を作成してヘルパーに指示を与える役職です。