介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護施設が介護人材を雇用したくても人が応募してくれない?

2020.05.02
分類:総務

介護業界は慢性的な人材不足に悩まされている状態ですが、人を雇用したくて求人を出しても応募者がほとんど集まらないということもめずらしくありません。

雇用や採用に至らず、苦しんでいる介護施設事業者も数多く、雇用したとしても早期に離職してしまうなど定着率の悪さも問題視されています。

そもそも介護業界は低賃金にハードワークといったネガティブイメージが先行しており、若い世代の方などには敬遠されがちです。

そこで、介護施設で人材を雇用したいと考えるときには、どのようなことに注意して求人を出せばよいのかご説明します。

長期に求人を出し続けると不利?

転職しようと考えている方たちは様々な求人媒体などを確認しています。ハローワークや求人広告に求人雑誌、インターネット上の求人サイトや事業開設の公式ホームページなど、希望する業種や業界の情報をチェックします。

この中で、長く求職活動を続けている方などが応募避けたいと思うのは、年中募集中の求人や、頻繁に人材を募集している事業所です。

いつも求人募集を行っている事業所は、よほど条件が悪いから人が集まらない、または働きだしてもすぐに辞めてしまうと判断されてしまいがちです。

しかし求人募集を行わなければ不足している人材を獲得することはできません。そのため継続して募集をかけ続けることになるのですが、求職活動を行っている方にとってはマイナスイメージでしかなくなり負のスパイラルに陥ってしまうといえます。

 

介護人材を探すときには主婦やシニアも積極的に採用してみる

ただ、介護業界で雇用する人材を探すとき、視野に入れたほうがよいのが主婦やシニアです。働く意欲は高いこが多い主婦やシニア世代ですが、応募しても雇用に至らず断られてしまうケースが多い方たちといえるでしょう。

その理由として、主婦の場合は子どもが小さい場合には平日の昼間のみの勤務に限定されることや、突然子どもが熱を出した場合などは休まなければならなくなることもあるからです。

ただし子どもも成長していくものですので、いずれは急に休みが必要になることもなくなるでしょうし、勤務時間も増やせる可能性も出てきます。

何より子どもの成長段階に合わせてお金が必要なので、雇用すれば必死に仕事に励んでもらえる可能性が高いといえるでしょう。

シニアの方の場合には、高齢であることで体力の問題が懸念されることがありますが、経験者の方など雇用すれば即戦力として活躍してもらえます。

介護経験のない方だとしても、送迎ドライバー、調理員、清掃員など、早朝勤務が伴う仕事に取り組んでもらうことができるでしょう。